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新ゲーミングブランド「Gシリーズ」も発足

Dellの本気、Core i9-8950HKを5GHz OC駆動させるAlienware 17を発表

2018年04月05日 06時00分更新

文● ジサトライッペイ

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 中国Dellは中国・北京市にある、Crown Plaza Beijing Chaoyang U-Town Hotelにて、「Dell Consumer and Gaming Launch Event」と題し、新製品発表会を開催した。内容は昨日Intelが発表した、Coffee Lake-Hなどの第8世代Core追加モデルを搭載したPC群。PCゲーミングにおいて今や世界ナンバー1の市場を抱える中国で、DellのゲーミングPCに対する力強い訴求が本イベントの趣旨だ。

 また、Dellは自社のPCをゲーミング用途だけではなく、「DELL CINEMA」という機能で、HDR対応やMaxxAudio Proによるリアルな音響調整、高解像度な映像体験など、PC環境における快適さの底上げもアピールした。

DELL CINEMAはSTREAM、SOUND、COLORという三位一体でPC体験の快適さの底上げを狙う。

CES 2018で発表したKaby Lake-Gを搭載するXPS 15 2-in-1も販売開始したとアナウンス。5月には新色のブラッシュドオニキスも出るそうだ。

 中国Dellがすでにプレスリリースを出して発表しているものも多数あるので、イベント自体は既定路線だった。そのため、本稿では展示機の写真を中心に、実際に実機を見た印象を交えてレポートしようと思う。

Core i9-8950HKを5GHz OC運用できる最新Alienware 17

New Alienware 17。

 昨日のIntelの発表会にも展示していた、New Alienware 17。17.3インチ液晶ディスプレーを備える同社ゲーミングシリーズのフラグシップ機だ。最大の特徴はCore i9-8950HKを採用し、通常最高クロック4.8GHzのところを、5GHz OCで駆動させられる点だろう。Alienware Cryo-Tech v2.0という冷却機構を搭載し、6コアかつ高クロックなCore i9-8950HKを効率よく冷やすという。

右側面。

左側面。

Alienロゴが怪しく光る天板デザインは従来通り。

展示機のスペックはCore i9-8950HK&GeForce GTX 1080の最強タッグ。

Core i9-8950HKの最高クロックは本来4.8GHzだが、独自ソフトから5GHzまでOCできるという。それだけ冷却機構に自信があるということだ。

底面にはごつい吸気口。

背面にはダブルで排気口を設けている。

人気のXPS&VostroにもCoffee Lake-H採用モデルが追加

New XPS 15。

 最大6コアの第8世代Core(開発コードネーム:Coffee Lake-H)が搭載できるようになったNew XPS 15。もともとAdobe RGB 100%かつ超狭額縁ベゼルの15.6インチ4Kタッチ液晶ディスプレーを採用し、地球上で最も小さな15.6型ノートPCとして名を馳せたモデルだ。その液晶スペックの高さからPCゲームのみならず、コンテンツ制作にも向いている。

 形状そのものは従来と同様なので、特筆すべき点はないが人気シリーズだけあって、その完成度は高い。ここにパワフルなCoffee Lake-HのSKUが入れば、鬼に金棒なモデルになるだろう。

背面はゲーミングPCとは思えないほどシンプル。

パワフルなCPUとGeForce GTX 1050 Tiを内蔵しているのにとにかく薄い。

Vostro 15 7000(7570)。

 こちらもCoffee Lake-Hを搭載できるようになった、Vostro 15 7000(7570)。GPUは最大構成でGeForce GTX 1060 with Max-Q Designを採用可能。XPS 15と比べると大きめサイズの15.6型ノートPCだが、そのぶん実装できるスペックが高いのが特徴だ。ビジネスシーンで活躍している印象が強いシリーズだが、普段利用でも十分快適に使える質実剛健なモデル。

天板はXPSと比べてポップなイメージ。

指紋認証リーダー兼電源ボタンでがっちりセキュリティー。

こちらはVostro 15 7000(7580)。日本ではなじみのない型番だが、おそらく7570の兄弟機だろう。

試しにタスクマネージャーをのぞいてみると、Core i5-8300Hを搭載していた。

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