ASCII.jpでも紹介しているオンライン対戦型戦車バトルゲーム「World of Tanks」(以下WoT)。世界中に1億人以上のプレイヤーがいるビッグタイトルである。
そんなWoTに楽曲を提供しているのが、スウェーデンのパワーメタルバンドの「SABATON」(サバトン)だ。彼らはゲーム中にも登場し、SABATONをモチーフにした限定戦車「Strv 81 Primo Victoria」が4日まで販売中。SABATONメンバーのボイスも聴けるとのこと。
そして、SABATONはWoTのサポートによりジャパンツアーを実施、3月29日に東京、3月31日に大阪、そして4月2日に東京のZEPP TOKYOでツアー最後のライブを成功させた。
昨年10月のラウドパーク 17以来となる来日だったが、そのエネルギッシュなライブは変わらず。東京と大阪で訪れたファンを熱狂させていた。また今回はサポートアクトとして、同じスウェーデンのデスメタルバンド「AMON AMARTH」も帯同しており、メタルファンにとっては一粒で二度美味しいライブになっていた。
SABATONといえば戦車であり、ラウドパーク 17でもステージに戦車を登場させて度肝を抜いたが、今回は残念ながら戦車の登場はなかった。とはいえ、ライブ冒頭にWoTのプロモーションムービーが流れたほか、背景のスクリーンには戦車をはじめとする、曲のモチーフが映し出されており、楽曲の世界観をより感じることができた。
フロントマンのヨアキム・ブローデンをはじめ、SABATONのメンバーたちはライブ全体を通して動き回り、MCではファンを笑わせたり、プレゼントのサングラスを受け取って装着してみたりと、サービス精神が旺盛。アンコールでは、WoTの限定戦車の名前にもなっている「Primo Victoria」、そして日本の西南戦争の最終局面である「城山の戦い」をモチーフにした「SHIROYAMA」を披露した。
全16曲を演奏し、ジャパンツアーを見事完走したSABATON。徐々に日本のファンも増えており、次の来日が楽しみだ。
※写真はすべて初日のものです。
撮影:(C)Mikio Ariga
4月2日 ライブセットリスト
- GHOST DIVISION
- UPRISING
- TOMMY's CHOICE
- CAROLUS REX
- SCREAMING EAGLES
- THE LAST STAND
- KAROLINENS BON
- BLOOD OF BANNOCKBURN
- RESIST AND BITE
- WINGED HUSSARS
- SPARTA
- NIGHT WITCHES
- ATTERO DOMINATUS
- PRIMO VICTORIA
- SHIROYAMA
- TO HELL AND BACK