河川水位計測のIoT化をはじめ、市民サービスや教育、行政効率化へ
石狩市とさくらインターネット、IoT・AIなどを活用した地域活性化で協定
2018年03月30日 14時00分更新
北海道石狩市とさくらインターネットは3月30日、IoTやAI、ビッグデータなどを利活用した地域活性化に関する包括連携協定を4月6日に締結すると発表した。
情報技術の活用によって、市民サービスの向上や教育分野におけるICT支援、行政事務効率化などによる地域活性化を目指すとしている。
取り組みのひとつとして、広域無線通信(LPWA) のLoRaを活用した河川水位計測システムの試行運用を4月より開始する。2017年に大雨災害が発生した石狩市浜益区における河川水位情報を随時確認するため、同区内にLoRaの基地局を6台、6カ所の橋に水位計測センサーを設置し、水位情報を測定・蓄積する。
石狩市とさくらインターネットは、本システムの本格運用への切り替え、センサーの増設や他の地域への拡大、蓄積データのオープンデータ化を目指すほか、他の分野におけるITを活用したまちづくりを協力して推進するとしている。