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マウス・キーボードで、働き方改革を進めよう 第2回

マルチタスクをこなすならトラックパッドより「MX Anywhere 2S」

作業速度・疲れにくさ・簡単さの総合力で、ノートでも高機能マウスがおすすめ

2018年04月06日 11時00分更新

文● 岡安学 編集●ASCII

提供: ロジクール

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マルチタスクになればなるほど、高機能マウスの力を実感

 筆者もいろいろ試してみました。ジェスチャーをカスタマイズから割り当てすると、60個以上の動きから選ぶことができます。複数ウィンドウを開いて作業する場合は、アプリケーションの切り替えを割り当てたり、ウィンドウの最大化・最小化などを割り当てると便利。

 個別のアプリケーションに合わせた設定をするのもオススメ。例えばWordの場合だと、入力言語を切り替えて英数字と日本語の切り替えを素早くできたり、コピーやペーストなどをジェスチャーのみで行うこともできます。

 PowerPointの場合は、写真素材や原稿など、さまざまな資料を照らし合わせながら作業をすることが多いので、画面の切り替えを割り当てると作業効率が格段にアップします。

 そもそもアプリを起動させることもできてしまうのも使いやすい。頻繁に使用するアプリは意外と少なかったりするので、ジェスチャーで起動させるものを厳選して割り当ておけば、すぐに起動させることができるようになります。

 ブラウザの閲覧でも、進む/戻るを割り当てることで、ページの閲覧が楽になる。また、検索機能も割り当てられるので、調べたいものが出てきたら、即座に調べられるのも嬉しいところです。

 PCのスリープやシャットダウンも割り当て可能。会社の同僚や家族に見られたらマズいものを閲覧していたときに、マウスのジェスチャーで解消されてしまうのはよさげです。

小さな画面でマルチタスクをこなす

 トラックパッド操作とMX Anywhere 2Sの作業効率の差を体験するため、テストしてみた。内容としては、ウェブサイトなどで得た情報を参照しながら、レポートを作っていくという想定で、以下のように設定し、合計5回の作業にかかる時間を計測した。

  1. 長い記事が書かれているウェブサイトの先頭から、一番下まで移動し、最後の段落をコピー
  2. Mission Controlから、Pagesにアプリを切り替え、ペースト
  3. Mission Controlから、画像を保存してあるフォルダーを開き、ドラッグ&ドロップでPagesに貼り付け
  4. メールチェックするため、別の仮想デスクトップで開いてあるGmalを確認
  5. 最初の仮想デスクトップに戻る

 MX Anywhere 2Sは、中央のボタンをMission Control。スクロールホイールの左右の押し倒しで仮想デスクトップの移動。親指用の2つのボタンそれぞれに「Command+C」と「Command+V」をアサインしている。トラックパッド操作時のコピー&ペーストは、キーボードショートカットを使ったほうが高速だが、今回はトラックパッド操作とした。

 テストした編集者は、普段からMacBookを使っており自然に手が動くほど、ジェスチャ操作には慣れている。一方でMX Anywhere 2Sを使うのは初めて。それぞれ数回練習したうえでテストに臨んでもらったが、マウス操作のほうが早い結果となった。なお、コピー&ペーストをジェスチャではなくキーボードショートカットにした場合、5秒弱時間を短縮できたが、それほど大きな差にはならなかった。

 高速スクロールの速さやMission Controlを呼び出す速度の差が結果に影響したようだ。操作を終えた感想として「慣れているトラックパッド操作に対して、マウスボタンによる操作は初めてだったが、思いのほか分かりやすくすぐになじめた。慣れればさらに早くできるかもしれない」というコメントをもらった。なお、ジェスチャ操作は指の本数の違いだけで操作を変えられるので慣れればスムーズだが、これはMacBookに大きなトラックパッドが採用されている点も大きく、MagicMouseのようにタッチできる面積が小さいと少し効率が落ちるかもしれないとのこと。

 習熟度の差でかなり影響を受けるものではあるが、一例として参考にしてほしい。

目に見えにくい分かりやすさや覚えやすさに注目

 MX Anywhere 2Sの使い勝手には本文に詳しく書いたが、操作速度に関しては個人の習得度によって差が出るものの、覚えやすさや自然な姿勢で使える疲れにくさなどに利点があるように思える。モバイルノートでもマウスは積極的に活用していきたい。

主な仕様
製品名 MX ANYWHERE 2S Wireless Mobile Mouse(MX1600s)
接続方法 Bluetooth/Unifyingレシーバー
解像度 1000dpi(初期値)、200~4000dpi(50dpi刻みで設定可能)
総ボタン数 7個(スクロールホイールあり)
その他機能 Easy-Switch(最大3台のデバイスとペアリングし切替可能なスイッチ)
Darkfield 高精度トラキング(最低4㎜厚のガラス面対応)
FLOW対応(複数デバイス間でのファイル共有)
バッテリー リチウムポリマー充電池、最大70日(公称値)
サイズ 幅61.6×奥行き100.3×高さ34.4㎜
重量 106g
対応OS USBポート: Windows 7, Windows 8以降, Mac OS X 10.10以降
Bluetooth low energy テクノロジー: Windows 8以降, Mac OS X 10.10以降
カラー グラファイト、ミッドナイトティール、グレイ
直販価格 1万130円(税抜)

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