ジョジョのコマやセリフをいじれるなんて
「まさか」って感じだがグッときたぜ
JOJO L-02Kの特徴の一つに、ジョジョの第1部〜第8部の全エピソードの中から厳選した“名シーン”の数々が画像としてプリインストールされていることがあります。LINEのスタンプのように、友人とのコミュニケーションにジョジョの画像が使えるわけですね。
デフォルトだけではコミュニケーションに足りない! と飢えなきゃ勝てない思考の人には、「JOJOエディター」があります。名シーンの文字を書き換えたり、画像とセリフを組み合わせて、オリジナルのコマを制作する、なんともぜいたくな機能。
たとえば遊びに誘ったり原稿を催促したりというときも、ただ文章を送るだけでは味気ないものです。そこでJOJOエディターで思わず読んでもらえるような画像を作り、あわせて送れば効果は絶大。「読んでもらう」ただそれだけのためだ、単純なただひとつの理由だがそれ以外はどうでもいいのだ!
「スタンド使い」は「スタンド使い」と
いずれひかれ合う
ジョジョシリーズおなじみの「スタンド」が出てくる機能も当然あります。まず、スマートフォンの画面を通してスタンドが現れ、AR撮影が可能な「スタンドカメラ」を搭載。作中に登場する様々な画像や擬音を組み合わせて更に写真を加工することも可能です。
音楽プレイヤーも容赦せん! 停止操作で「スタープラチナ・ザ・ワールド」、戻す操作に合わせて「バイツァ・ダスト」が発動するなど、さまざまなスタンドが競演するスタイリッシュな音楽プレーヤー「JOJOプレイヤー」があります。スタンドの元ネタになったバンドやアーティストをこのプレイヤーで楽しむと最高に「ハイ!」になれますのでぜひ。
ようこそ……「運動の世界」へ……
スマホではすっかりおなじみになった、健康管理系のアプリもジョジョスマホならではの工夫が。「SBRトラッカー」は実際に歩いた歩数に応じて「スティール・ボール・ラン レース」のコースを仮想的に踏破できる歩数計連動アプリ。
特性の異なる騎手の選択や(キャラクターによって1日の目標値が違います)、距離やステージに応じて発生するイベントを活用してゴールを目指します。
いわゆる歩数計アプリではあるのですが、目標の設定やUIをジョジョの世界観に寄せることで、ただ運動するだけではなく、作中の人物の気分で歩数を増やそうという気持ちになれるのがうれしい。また、SBRトラッカーを利用しているプレーヤー同士がすれ違うと、イベントが発生することもあるようです。
おどろいたことがたくさんあったが…… でも楽しかったよ
いろんな機能があったからこのスマホは楽しかった
JOJO L-02Kはもともとハイエンド端末がベースになっているので、スペックで不満を感じることはなかなかないでしょう。その上で、JOJOエディターやSBRトラッカーなど、コミュニケーションツールの機能や、スマホでおなじみとなった健康管理系のアプリを強化することで、ファンにとってはじつに実用性の高いスマホになっていると感じました。
一方で、ジョジョスマホ第1弾L-06D JOJOには第1部と第2部が収録されていたのですが、今回はなし。電子書籍が6年前よりも普及したこともありますから、ユーザーがスマホでジョジョを始めとするコンテンツを楽しみたいときは、好きなサービスを選んでね、という配慮なのかもしれません。
制作陣の覚悟が! 「言葉」ではなく「心」で理解できたッ! というわけでジョジョファンならぜひ手に取ってほしいスマホです。なお、1万台限定で、ドコモオンラインショップでの販売価格は12万5712円(税込)。覚悟はいいか? オレはできてる。