HTC NIPPONは「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」を4月6日に発売すると発表した。価格は税別9万4000円。
本製品を6月3日までに購入した場合は、月額プランでHTCのコンテンツプラットフォーム「Viveport」の限定アプリが利用できる「Viveportサブスクリプション」が6ヵ月分、販売開始より60日以降に購入した場合は2ヵ月分無料で提供される。
VIVE Pro HMD(アップグレードキット)はヘッドセットとリンクボックス、その接続用ケーブルなどがセットとなっており、ヘッドセットの位置トラッキングに使用する「ベースステーション」やコントローラーは付属しない。
そのため、現在発売中の「VIVE(コンシューマーエディション)」、「VIVE(ビジネスエディション)」を持っている人を対象とした、ヘッドセット部分のアップグレードを行なう製品という位置付けだ。
VIVE Proは従来のVIVEに付属していた「ベースステーション1.0」と、最大4つで10m×10mのより広範囲のトラッキングを可能にする「ベースステーション2.0」に両方に対応。同社はこの新型の「ベースステーション2.0」と、それに対応した新型コントローラーを付属したセットも販売する予定だが、その発売日や価格は明らかになっていない。VIVE ProとVIVEの主なスペックは以下のとおり。
「VIVE Pro」と「VIVE」のスペック比較 | ||
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機種名 | VIVE Pro | VIVE |
ディスプレー | 対角3.495インチ×2 有機EL | 対角3.6インチ×2 有機EL |
解像度 | 2880×1600ドット(615ppi) | 2160×1200ドット(448ppi) |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
視野角 | 110度 | 110度 |
トラッキング方式 | アウトサイドイン | アウトサイドイン |
最大トラッキング範囲 | 10m×10m | 4m×3m |
また、取り付けたモノをVR上で認識させられる「VIVE トラッカー」も、ベースステーション2.0対応の後継モデル「VIVE トラッカー(2018)」が3月23日(金)以降に、国内の正規販売代理店およびオンラインストアで順次発売を開始する。価格は従来モデルと同じ税別1万1574円。
さらに、同社はVIVE Proの発売に伴い、従来のVIVE(コンシューマーエディション)の価格改定を行い、税別7万7880円から税別6万4250円へと変更した。加えて、改定後の価格でVIVE(コンシューマーエディション)を購入した場合は、「Viveportサブスクリプション」が2ヵ月分無料で提供される。