Coaidoは2月28日、119番通報アプリ「Coaido119」の利用可能エリアを全国に拡大、積極活用を希望する地域の募集を開始した。
Coaido119は119番通報をしながら周囲にSOSを発信できる緊急情報共有アプリ。事前登録した医療有資格者や救命講習受講者、AED設置者などに情報が届き、救急車到着までのおよそ10分間の救命ボランティアを要請できる。対応環境はiOS 10以降で、価格は無料。
同社では豊島区で6ヵ月間の実証実験を実施。救命知識のある周囲の方の助けも得られたという。この実績を基に、アプリへのAED設置場所情報を豊島区のみから全国へ拡大。SOS発信地周囲のAED設置施設に自動で電話がかかる「AEDエリアコール」の受信登録も、池袋駅周辺の27施設から全国へ拡張するという。
また、通報時のセルフトリアージで「軽いけが/症状/相談」を選択した際に、端末位置情報で現在地の都道府県相談ダイヤルや医療機関の案内サービスが自動表示される機能も、全国対応する。
さらに同社では「心停止地域救命率マップ<全国版>」を作成しCoaido119アプリ公式サイト上で公開。CC BY-NDライセンスの元、作成者のクレジット表示および改変しないことを条件に、営利目的で自由に利用(転載、コピー、共有)できるとしている。