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年末にはじまる4K・8K放送の基礎知識 第3回

4K・8K放送を楽しめそうな現行4Kテレビカタログ

2018年02月19日 12時00分更新

文● 鳥居一豊、編集●ハシモト/ASCII編集部

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放送以外でも8K!? インターネットで見られる8Kコンテンツ

YouTubeではすでに8Kのコンテンツがアップロードされている

YouTubeではすでに8Kのコンテンツがアップロードされている

 最後に8Kコンテンツについて抑えておこう。特集の本題でもある4K・8K放送でも、8K放送を行なうのは現在のところNHKの1チャンネルのみ。

 8K映像に興味はあるが、コンテンツがあまり多くないようならば、8Kテレビを買うまでには至らないのが人情。だが、インターネットの世界も見渡せば、放送以外でも8Kコンテンツを楽しむ機会は着実に増えてきているのだ。

 その代表例がYouTube。誰もが知っている動画共有サービスだ。以前も4Kテレビが登場しはじめた当初から4K動画の配信にいち早く対応するなど、新技術への対応が素早い。

 8K動画の配信にもすでに対応済みで、対応する環境があれば8K動画を楽しめる。8Kテレビやモニターを所有している人は極少だと思うが、興味のある人は見てみるといいだろう。

 そして、世界初の8Kテレビを発売したシャープも、同社の液晶テレビ「AQUOS」向けのサービスとして、8K動画配信サービスを2018年度に開始することを発表した。

 2017年は各社が有機ELテレビに参入し、液晶にこだわるシャープとしては苦しい面もあったが、8Kテレビの発売や8K動画配信サービスで、8Kテレビの普及を目指していく模様。有機ELと液晶による4Kテレビと8Kテレビの対決も楽しみになってくる。

 というわけで、今年の12月に向けて、4K・8K放送を中心に次世代の映像コンテンツがますます注目を集めてくるはず。

 4K・8K放送チューナーやレコーダーの発売、チューナー内蔵テレビの登場なども夏以降に活発になってくる。その大きな波に乗り遅れないように、今からしっかりと準備を進めておこう。

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