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年末にはじまる4K・8K放送の基礎知識 第3回

4K・8K放送を楽しめそうな現行4Kテレビカタログ

2018年02月19日 12時00分更新

文● 鳥居一豊、編集●ハシモト/ASCII編集部

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4K・8K放送に対応できそうな現行4Kモデル ソニー編

ソニーの有機ELテレビ「A1」。77V型(実売256万円前後)、65V型(同70万円前後)、55V型(同45万円前後)と3つのサイズが用意されている

ソニーの有機ELテレビ「A1」。板のようなデザインが特徴。77V型(実売256万円前後)、65V型(同70万円前後)、55V型(同45万円前後)と3つのサイズが用意されている

 ソニーも現行の4Kテレビはすべて4K・8K放送対応となる。これも将来発売される4K・8K放送用チューナーを接続すれば視聴が可能になるという意味で、HDMI入力からのHLG信号対応であるかどうかの具体的な情報は公開されていない。

 すべてのモデルがスカパー!プレミアムサービス用のチューナーは内蔵しており、内蔵チューナーならばHLG信号にも対応するが、HDMI入力からのHLG信号を入力できるかどうかは不明。

 ちなみに、同社のデジタル一眼「α7R III」はHLG方式のHDR動画撮影に対応するが、それをテレビで見る場合はHDMI接続ではなくUSB接続となる。アップデートなどで対応可能かどうかについては、個別に確認する必要がある。

 おすすめと言える代表的なモデルは、有機ELテレビの「A1」シリーズ。フォトスタンドのように画面を背後のスタンドで支える大胆なデザインを採用し、スピーカーも前面のガラス板を振動させて音を出す「アコースティック・サーフェス」という技術で、今までにないスタイルを実現した。

2016年発売の液晶フラッグシップモデル「Z9D」。直下型バックライトのLED1つ1つを制御する。受注生産の100V型は税別700万円だ。このほかに75V型(実売100万円前後)、65V型(同65万円前後)がある

2016年発売の液晶フラッグシップモデル「Z9D」。直下型バックライトのLED1つ1つを制御する。受注生産の100V型は税別700万円だ。このほかに75V型(実売100万円前後)、65V型(同65万円前後)がある

Z9Dと同じ画像処理エンジンを採用する「X9500E」。エッジ型バックライトながら直下型のような部分駆動を実現。65V型(実売43万円前後)、55V型(同28万円前後)を用意

Z9Dと同じ画像処理エンジンを採用する「X9500E」。エッジ型バックライトながら直下型のような部分駆動を実現。65V型(実売43万円前後)、55V型(同28万円前後)を用意

直下型LED&部分駆動の高画質モデル「X9000E」。65V型(実売37万円前後)、55V型(同21万円前後)、49V型(同17万円前後)がある

直下型LED&部分駆動の高画質モデル「X9000E」。65V型(実売37万円前後)、55V型(同21万円前後)、49V型(同17万円前後)がある

4kミドルクラスモデルの「X8500E」。ラインナップは75V型(実売46万円前後)、65V型(同28万円前後)、55V型(同18万円前後)

4Kミドルクラスモデルの「X8500E」。ラインナップは75V型(実売46万円前後)、65V型(同28万円前後)、55V型(同18万円前後)

4Kの小画面モデルを展開する「X8000E」。49V型(実売12万円前後)、43V型(同10万円前後)の2モデルで手が出しやすい価格となっている

4Kの小画面モデルを展開する「X8000E」。49V型(実売12万円前後)、43V型(同10万円前後)の2モデルで手が出しやすい価格となっている

4K・8K放送に対応できそうな現行4Kモデル 東芝編

東芝の有機ELテレビ「X910」。65V型が実売59万円前後、55V型が同37万円前後だ

東芝の有機ELテレビ「X910」。65V型が実売59万円前後、55V型が同37万円前後だ

 東芝については、有機ELテレビと液晶テレビの最上位モデルとなる「X910」「Z810X」シリーズで、HDMI入力からのHLG方式の入力がアップデートにより対応済み。

 この2シリーズについては完全対応と言えるので安心できる。そのほかのモデルを見ると、スカパー!プレミアムサービス用のチューナーを内蔵する「BZ710X」がHLG方式のHDMI入力に対応。また「M510X」シリーズも対応する。

 完全対応となるX910シリーズとZ810Xシリーズは、表示パネルが有機ELか液晶かの違いで、高画質エンジンも「レグザエンジンBeauty PRO」で、パネルに合わせた最適化を行なっているが基本的には同等と言えるもの。

 それぞれのパネル性能を活かした高画質設計はもちろんだが、対応するUSB HDDの増設で地デジ6chを全録できる「タイムシフトマシン」機能を備えているほか、独自のクラウドサービスへの対応や遅延の少ないゲームモードなど、多彩な機能を備えている。

4K液晶のフラッグシップモデル「Z810X」。全録機能と直下型LEDバックライトを搭載。65V型(実売40万円前後)、58V型(同25万円前後)、50V型(同21万円前後)を用意する

4K液晶のフラッグシップモデル「Z810X」。全録機能と直下型LEDバックライトを搭載。65V型(実売40万円前後)、58V型(同25万円前後)、50V型(同21万円前後)を用意する

「バズーカ」の名を冠した重低音オーディオが特徴の「BZ710X」。55V型(実売19万円前後)、49V型(同16万円前後)がある

「バズーカ」の名を冠した重低音オーディオが特徴の「BZ710X」。55V型(実売19万円前後)、49V型(同16万円前後)がある

4Kミドルクラスモデルの「M510X」。オンキヨーと共同開発したフロントスピーカーを採用。58V型(実売17万円前後)、50V型(同12万5000円前後)、40V型(同10万円前後)を用意する

4Kミドルクラスモデルの「M510X」。オンキヨーと共同開発したフロントスピーカーを採用。58V型(実売17万円前後)、50V型(同12万5000円前後)、40V型(同10万円前後)を用意する

4Kエントリーモデルの「C310X」。49V型(実売12万円前後)、43V型(同10万円前後)の2種類がある

4Kエントリーモデルの「C310X」。49V型(実売12万円前後)、43V型(同10万円前後)の2種類がある

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