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さとうなおきの「週刊アジュール」 第19回

コンテナー関連やAzure AZまわりのアップデートをチェック

Sparkベースの分析基盤「Azure Databricks」が誰でも利用可能に

2018年01月30日 07時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Storage:ゾーン冗長ストレージ(ZRS)がパブリックプレビューに

 ストレージサービス「Azure Storage」で、ゾーン冗長ストレージ(ZRS)のパブリックプレビューが始まりました。

 Azure Storageには、次の4つのレプリケーションのオプションがあります。

  • ローカル冗長ストレージ(LRS):1つのAzureリージョンの1つのの可用性ゾーン内での同期レプリケーション
  • ゾーン冗長ストレージ(ZRS):1つのAzureリージョンの複数の可用性ゾーン間での同期レプリケーション
  • 地理冗長ストレージ(GRS):(LRSに加えて)2つのAzureリージョン間での非同期レプリケーション(セカンダリ リージョンでは読み取り不可)
  • 読み取りアクセス地理冗長ストレージ(RA-GRS):セカンダリ リージョンで読み取り可能なGRS

 これまで、(ZRSクラシックと呼ばれるようになった)ZRSは、従来から提供されていたGPv1(汎用v1)アカウントのブロックBlobでのみサポートされていました。今回、ZRSクラシックは非推奨となり、ZRSクラシックをお使いのお客様は、2021年3月末までに移行する必要があります。

 今回、2017年12月にリリースされた新しいGPv2(汎用v2)アカウント向けのZRSのパブリックプレビューが始まりました。このGPv2アカウント向けのZRSは、2017年9月にプレビューが始まっていた、Azureリージョン内で複数の可用性ゾーン(アベイラビリティゾーン、AZ)を提供する「Azure Availability Zones」を活用し、1つのAzureリージョンの複数の可用性ゾーン間での同期レプリケーションを提供します。ZRSの耐久性は、年間99.9999999999%(12ナイン)です。ZRSによって、可用性ゾーンの障害の影響を受けないAzure Storageの構成を組むことができますね。

 詳細は、ブログポスト「Azure Zone Redundant Storage in public preview」ドキュメント(最新情報は英語ページを参照)をご覧ください。

AzureポータルでのStorageアカウント作成時のZRSの設定

Azure Virtual Machine Scale Sets:ゾーン冗長のパブリックプレビュー

 Azure Virtual Machine Scale Sets(VMSS)は、多数の同じ構成のVMをデプロイ、管理するためのサービスです。

 これまで、1つのAzureリージョン内の1つの可用性ゾーンに、Azure Virtual Machine Scale Setsの複数のVMをデプロイできました。今回、1つのAzureリージョン内の複数の可用性ゾーンにわたって、Azure Virtual Machine Scale Setsの複数のVMをデプロイできるようになりました。これによって、可用性ゾーンの障害の影響を受けないAzure Virtual Machine Scale Setsの構成を組むことができますね。

 詳細は、ブログポスト「Zone Redundant Virtual Machine Scale Sets now available in public preview」ドキュメント(最新情報は英語ページを参照)をご覧ください。

Azure Virtual Machine Scale Setsのゾーン冗長の構成

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