niconicoは23日、ユーザー向け生放送配信サービス「ユーザー生放送」でのHD配信機能を枠数限定で提供開始。同時に、配信プレーヤーの「HTML5版」への完全移行および「軽量モード」機能を追加しました。
ユーザー生放送はこれまで実質450pまでが配信可能画質でしたが、今回、初のHD配信となる720pまで対応。23日より100枠の同時配信数に限定して提供を開始しますが、今後は順次提供枠数を増やしていく予定とのこと。
また、Adobe Flash Playerの2020年サポート終了を受け、昨年3月から順次FLASH版からHTML5版プレーヤーの導入を進めていましたが、このたびHTML5版へ完全移行したと発表。
そして、移行中によせられたユーザーの意見をもとに、視聴時の負荷を軽減する軽量モード機能を追加。これにより、画質を落とさず生放送を楽しめるようになったとのこと。ただし、軽量モード選択時はコメントのフレームレートと解像度が下がるとしています。
◆720p・HD配信(枠数限定)概要◆
【提供開始日】1月23日(火)
【同時配信数】 100枠
※PCからの配信のみ。枠数は順次増加予定。
【配信条件】 ・ビットレート:映像・音声を合わせて最大6000kbps
・映像解像度:1280×720(最大)
・映像フレームレート:最大30fps
・音声チャンネル数:最大2ch(ステレオ)
◆ユーザー生放送「HTML5版」概要◆
【提供開始日】1月23日(火)
※同日よりFLASH版の提供は終了。
※「動画紹介」カテゴリタグを配信の際に選択した番組は、
例外的に旧配信Flashプレーヤーとなる。
【追加機能】軽量モード
※設定画面「パフォーマンス」項目で切り替えが可能。
利用時、画質は落ちないが、
コメントの「フレームレート」「解像度」が下がる。
なお、niconicoは11月30日、運営ブログ「ニコニコインフォ」にて「niconicoサービスの基本機能の見直しと今後に関して」を公開。基本性能の向上と実行プランについて説明しており、「現在最大画質を720pとしておりますが、これを1080pへ引き上げます。近日中にテスト運用を実施し来年1月から本運用を開始します」としていました。