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2017-2018注目スマホをアスキースマホ総研がクロレビ! 第3回

約2万5000円でデュアルカメラ&4100mAhバッテリー「ZenFone 4 Max」のコスパがヤバイ!

2018年01月04日 12時00分更新

文● アスキースマホ総研

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 スマホ総研のドロイドさん、スピーディー末岡、ミナミダの3人が2017年後半に発売されたスマートフォンを5段階評価でクロスレビュー! 第三弾は、ASUSのエントリーモデル「ZenFone 4 Max」を紹介!

 ZenFoneシリーズの中で「MAX」といえば大容量バッテリーと搭載するエントリー~ミドルクラスのモデル。このZenFone 4 Maxも4100mAhという大容量バッテリーを搭載しながらもスペックはそこそこ、そして2万5000円という価格帯では珍しいデュアルカメラを搭載している。リアカメラが1300万画素+500万画素で、後者は120度広角レンズを採用。インカメラは800万画素だ。

 スペックは、ディスプレーが5.2型(720×1280ドット)、SoCがSnapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB、指紋センサー、Android 7.1.1など。さらに、auとY!mobileのVoLTEに対応予定で、4G+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)が利用可能。しかもnanoSIM×2とは別にmicroSDスロットが用意されている、トリプルスロット仕様だ。

優れたミドル機ながら、性能的にはやや厳しい部分も
アスキースマホ総研リーダー ドロイドさん

評価:★★★

 ZenFone 4シリーズのエントリーモデルが連続で登場したが、本機はバッテリーが大きくて、しかも価格は2万円台半ば。トリプルスロットでDSDS対応とmicroSDの増設が同時にできるのはうれしい。これができなければDSDSの意味は半減以下なので。実際に使っていても大きな不満はなく、大容量バッテリーでも分厚すぎず、重くもなくて、普通のスマホ感覚なのは○。

 ただ、価格相応という部分もあって、メタリック塗装の筐体やデザインは安っぽくはないが、“実用的”という表現になってしまうし、アプリを使おうとして体感的にモッサリ感を持つ場面も(PCMarkのStorageテストで2000強)。あとメインカメラが標準+広角なのは実際に観光地に行ったときなどにすごく便利だろうと感じているが、広角側の500万画素は正直画素数相応の画質。そのあたりは割り切って使える人向けかと。

ヘビーに使わないならアリ
主席研究員 スピーディー末岡

評価:★★★★

 この端末の良さは一言で「コスパ」だろう。SoCがスナドラ430なのでゲームや動画など負荷をかけるようなことをすると、すぐにカクついてしまうが、SNSやメール、ウェブブラウジング程度ならまったく問題なく使えるし、指の追従性もいい。またミドルクラスモデルの弱点としてデザインが安っぽいことが挙げられるが、ZenFone 4 Maxは握りやすいデザインで高級感はないが安っぽさもない。ただ、iPhoneに似すぎかな、とは思う。

 指紋センサーの位置は正面下部なので、テーブルの上に端末を置いた場合でもロック解除が容易なのがうれしい。センサーの感度も悪くないし、軽くタップしてホームボタンの代わりになるので便利。またZenFoneの独自機能であるZenMotionも健在で、たとえばスリープ中のディスプレーに「C」を描くとカメラが起動するなど、使いこなせば快適になりそうだが、あまり使っている人を見ないのが残念。

 また、この価格帯では珍しいデュアルカメラだが、500万画素の広角側は端の歪みが目立つ。仕上がりもややノイジー。1300万画素のカメラはそこそこキレイだがXperia XZ1 Compactほどではない。ただ、インカメラの美人エフェクトとポートレートモードは、自然に盛ってくれるのでセルフィーをたくさん撮る人にオススメだ。

 バッテリーは4000mAhとかなり大容量だが、重さをまったく感じさせない。というか軽い。さらにDSDSにも対応しているし、約2万5000円で十分満足感が得られるスマホだ。安くてそこそこの性能のSIMフリースマホが欲しい人はチェックしておこう。

サブスマホとして考えると魅力度アップ
新米研究員 ミナミダ

評価:★★★★

 スナドラ430とHD解像度液晶とミドルレンジ帯のスペックのため高負荷のゲームプレイは厳しいものの、実質2万5000円前後で指紋認証を搭載し、イヤフォンも付属するのでお買い得。パッと正面を見ても何のスマホかわからないというデザイン面の個性の薄さは気になるが、シンプルでクセがないとも言えるので難しいところ。

 同端末の最大の魅力は、サブスマホとして理想的な機能をもつこと。microSDと併用できるDSDS対応で、大容量4100mAhバッテリーは他のスマホの充電にも使えるため、サブ端末としては非常に手堅い選択肢となる。リアのデュアルレンズカメラは広角側が500万画素と解像度が低いものの、インカメラは800万画素と十分以上。手に取ると感じる端末の厚みや細部の質感に野暮ったさを感じるものの、いい端末であることは間違いない。

アスキースマホ総研リーダー ドロイドさん。スペックに載らない話が好き

主席研究員 スピーディー末岡。スペックの数値が大好きスペック厨

新米研究員 ミナミダ。小型端末と肌色多めの美少女ゲームが大好物

ASUS「ZenFone 4 Max(ZC520KL)」の主なスペック
ディスプレー 5.2型IPS液晶
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約73.3×150.5×8.7mm
重量 約156g
CPU Snapdragon 430
1.4GHz (オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
対応ネットワーク LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/12/17
18/19/26/28/38/41
W-CDMA:バンド1/2/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDS(4G+3G)
CA対応 ×
VoLTE ○(au、Y!mobile 予定)
無線LAN IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
OS Android 7.1.1
カメラ画素数 リア:1300万画素+500万画素
/イン:800万画素
バッテリー容量 4100mAh
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 microUSB
カラバリ ネイビーブラック、サンライトゴールド、ローズピンク
価格(税抜) 2万4800円

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