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MRヘッドセットなら一般的なノートPCでアズレンや360度動画をVRで快適に楽しめた

2017年12月25日 11時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

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 では、実際にAspire 7はどれぐらいの性能があるのか、いくつかベンチマークソフトで計測してみた。

 まずは定番の3DMark。Fire Strikeが6335、GTX 1050で5000番台後半くらいなため、GTX 1050 Ti搭載という性能に準じたスコア―をマーク。CPUが省電力モデルの場合は、もう少しスコア―が低い傾向にあるので、ゲーミング向けを謳っておらず、このスコア―は満足のいくものだ。

 VRの表示性能も気になるところなので、VRMarkもチェック。スコア―5000を上回るとVR Readyとなるが、現行のVRコンテンツの指標となるOrange Roomのスコア―で3702と5000に届かない形に。Oculus Riftの最小スペック要件でのフレームレートが81fpsとなっていたので、VRHMDは動作しなくもないがコンテンツによっては、一般的に酔いづらい指標となる90fpsに届かず、酔い易いという結果となった。MRヘッドセットでは、さらにGPUの要件は下がるので、まず問題ないと思うが、VRゲームを快適にプレイするには設定次第といった感じだ。

 次に指輪物語の前日譚となる物語が描かれる人気アクションゲーム「Middle-earth: Shadow of War」のベンチマークスコア―を行なったところ、1920×1080ドットでの平均フレームレートが画質「中」設定で60フレームとなり、「低」設定では70オーバーとなった。高設定にしていなければ、かなり快適にプレイできそうだ。

 お次はかなり評判の高い人気シリーズの最新作「Assassin's Cread Origins」のベンチマークスコア―。こちらは、街のマップをぐるりとを回って計測されるのだが、水の表現で重い川の辺りでフレームレートがやや落ちる。

 そうした、流動体の表現でやや重い印象で、画質「中」設定でもスコア―5581の「不安定」評価に。画質「低」設定で6000を超え、「安定」評価を得たが平均フレームレートは60に届かない54という数値だった。とはいえ、一部のシーン以外はほぼ60fpsで動作しているので、「低」設定なら快適に遊べると言えるだろう。

 最後にド定番でわかりやすい「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を1920×1080ドット、最高品質、フルスクリーンモードで行なった。「高品質ノート」設定ではなく、あえて最も厳しい「最高品質」にしてみたが、スコア―は7296の「非常に快適」評価に。4Kの高画質など、超高画質環境でもなければ快適に遊べる。

 このような結果から、もちろん上を見たらキリがないが、そこそこ重いと思われるPCゲームも設定次第では快適で、VRもコンテンツや設定次第では遊べるというラインなため、ゲームもそこそこ快適に遊べると言えなくもない性能だ。

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