グーグルは、Android向けのARプラットフォーム「Tango」のサポートを来年3月1日で終了することを発表した。今後は「ARCore」の開発に注力する。
Tangoは当初「Project Tango」として、2014年に発表。スマートフォンに搭載された深度センサーやモーショントラッキングカメラなどを組み合わせることで、空間内のオブジェクトの位置や大きさを正確に認識することができる。ハードウェアとしても、レノボ「PHAB2 Pro」、ASUS「ZenFone AR」の2機種が国内でも発売されている。
一方で現在では画像認識技術を用い、一般的なスマートフォンでも対応できるARCoreをリリースするとともに、統合が進められていた(現在はDeveloper Preview 2が提供中)。
専用ハードウェアが必要なこともあり、大きな普及には繋がらなかったTangoだが、少数ながらも興味深いアプリケーションが提案されていたのも事実。ARCoreにもその成果が反映されていくことに期待したい。