さっそくテニスからプレイ。VIVEの良いところは、ベースステーションと呼ばれる2つのデバイス間を自由に移動することが可能、かつ高い精度でトラッキングしてくれことです。
実際にテニスでは、最初こそ現実との差異に戸惑いましたが、思いっきり振っても自分の思う通りにボールが飛んでいき、今までのテニスゲームでは体験できないリアルな仮想テニス体験が楽しめました。
もちろん、移動できるとはいえ限られたスペースでプレイする必要があるので、コート全部を足で移動することはできません。打ち返されたボールの場所へ自動的にワープし、ボールを打ち返すといった動作が基本となります。まさに、手●ゾーン状態が続く訳です。何もしてないのに、何故かちょっと得意気な気分になります。
自主的に前に移動するといったことができないため、ボレーや、相手を前に移動させるようなドロップショットは打てないようでした。そのため、グラウンド・ストロークの打ち合いになる訳ですが、それでも十分夢中になります。
ラケットの重さは、あえてやや重くされており、実際のラケットを握っているような感覚があるのも、高い実在感を感じさせます。また、ボールがラケットに跳ね返される音は、かなり現実に忠実なので、部屋にいながら「俺テニスしてるわ~」感がハンパないのがいいですね。
自宅にいながら、休日に優雅にテニスを嗜む、ワンランク上のリア充感に浸れます。別荘地で、気分良く汗を流す感じでもいいですが、ただひたすらに家の近所を走るよりは、長続きしそうです。