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延々と会話を続けることでネットの詐欺師の時間を浪費

代わりに詐欺メールと会話するチャットボット「RE:SCAM」

2017年11月14日 16時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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「RE:SCAM」

 ニュージーランドNetsafeは11月7日、詐欺メールに返信するためのチャットボット「RE:SCAM」を発表した。

 さまざまな手口でクレジットカード番号などを訊き出そうとするフィッシング詐欺に対抗するAIチャットボット。詐欺メールを受け取った人はme@rescam.orgにメールを転送すれば、あとはチャットボットがそれらしい返事を送り、詐欺に騙されたふりをしながらユーモアや文法上のミスも含めて人間らしい反応で会話を続ける。RE:SCAMは同時に複数の詐欺メールの返答が可能で、会話は事実上(相手が気づいてやめるまで)無限に続けることも可能という。

 目的はフィッシング詐欺を行なう詐欺師の時間を浪費させることで、これにより最終的に詐欺にあう人が少なくなることを目的としている。電子メールでのやりとりは数日かかることもあるが、やりとりは後でメールで受けとることができる。

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