Windows Hello対応の指紋認証や音響調整技術「MaxxAudio Pro」を搭載
新Inspiron 13は狭額&高性能液晶で第8世代CPUのハイグレードノートPC (1/2)
2017年11月10日 17時00分更新
デルから第8世代Coreプロセッサーを搭載したクラムシェルノートの新製品「New Inspiron 13 7000」が登場した。極細ベゼルを採用し、広い表示領域と本体の小型化を両立。電車やカフェの座席のような限られたスペースでも作業しやすいのが特徴だ。また、180度まで開閉できるヒンジや指紋認証センサー、バックライトキーボードなど、使い勝手を高める機能も多数搭載されている。
今回、New Inspiron 13 7000の実機を試せたので、外観や実際の使い勝手、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。
極薄アルミボディーに明るいディスプレーを搭載
一口にモバイルノートといってもさまざまな種類・サイズがあるが、画面の見やすさや作業効率を重視するユーザーに人気があるのが12~13型クラスのノートパソコンだ。とくにディスプレーのベゼル幅を狭めて本体サイズの小型化を図ったモデルは人気が高く、各社から多様な製品が発売されている。
今回試用したNew Inspiron 13 7000もそのひとつ。13.3型ディスプレーを搭載しながら、左右のベゼルを7mmに、上部を12mmに抑え、およそ幅309.7mm×奥行き215.7mmというコンパクトなフットプリントを実現している。質量も1.40kg(試用機は実測で1.293kg)と、気軽に持ち運べる軽さだ。
天板やボトムケースには、つや消し加工が施されたアルミ素材が使用されており、さらっとした手触り。天板のエッジはダイヤモンドカット加工が施されており、高級感のある仕上がりになっている。カラーバリエーションはシルバーとピンクシャンパンの2色。今回試したのはシルバーの方だが、ピンクシャンパンも淡く優しい色で、プライベートからビジネスまで幅広いシーンで使用できそうだ。
New Inspiron 13 7000のディスプレーは、フルHD(1920×1080ドット)のグレア(光沢)パネルで、画素ピッチは0.153mmとなっている。通常の視聴距離からだと、肉眼ではひとつひとつの画素を識別するのが困難なくらい精細だ。IPS方式のため、視野角は上下左右それぞれ80度と広く、斜めから見ても色の変化は極めて少ない。
ちなみに、ディスプレーは180度まで開閉できるが、完全に開いた状態でディスプレー下部から覗き込むように見ても画面の色や明るさはほとんど変わらず、表示が見やすかった。打ち合わせなどで対面相手に画面を見せながら説明する際などに活躍しそうだ。
画面の輝度も高く、明るさを100%にすると晴れた日中の屋外でも表示内容が確認しやすかった(ただし、グレアパネルのため映り込みはそれなりにあり、使用状況によっては見辛くなる場合もある)。また色再現性も高く、ほかのノートパソコンのディスプレーだとくすんでしまうようなビビッドな色も鮮やかに再現された。このほか、ハイライトや中間階調、暗部の階調表現力も高く、微妙な階調の違いも判別しやすかった。ノートパソコンのディスプレーとしてはかなり高い性能を持っているといえるだろう。