レノボ・ジャパンは11月6日、レノボグループが11月2日に2017年9月30日を末日とする第2四半期の業績を発表したと明かした。
当期の総売上は、前年同期比5%増、第1四半期からは18%増となる118億USドルだった。前四半期からの売上増は、当社の3事業(データセンター、モバイル、PCおよびスマートデバイス)すべてで見られ、同社の「3 wave strategy」戦略が業績の向上を生み出していることを示す結果となったという。
データセンター事業は、前四半期の包括的な製品ラインアップ投入に続き、販売チャネルの建て直しによって2四半期連続で前年同期比を上回る売上増を記録した。
モバイル事業も同様に、Motoブランドの新しいスマートフォンが主要市場での取引が好調で、前年同期と比べて売上が改善。西ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカでの出荷の勢いが力強く、3四半期連続で総売上が伸びているという。
PCおよびスマートデバイス事業もまた全地域で黒字化を果たし、欧州・中東・アフリカ地域では過去最高の市場シェア21.3%を達成。ディズニーと提携したAR製品「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」の投入や、第2四半期の終わりには ThinkPad誕生25周年といったイベントも注目を集めたとしている。
さらに、富士通との合弁事業に関する契約の最終合意を果たしたことで、両社はPC事業に関する経営資源を結集させ、富士通の世界販売、顧客サポート、研究開発、製造に関する能力を同社の全世界における規模とプレゼンスとあわせて活用していくことになる。
同社は引き続き、特に主要市場において、高い成長機会と新たな提携関係を求めていく中で、富士通との合弁事業によってPC市場におけるレノボのポジションを全世界で強化するとともに、継続的な収益力向上を支援するとしている。