格安SIMセットがお得!? 「HUAWEI P10 lite」を1万円台で買って大満足
2017年10月26日 12時00分更新
HUAWEI P10 liteはシンプルに使える“素”の端末
ネットで申し込みしてから数日して届いた箱には、HUAWEI P10 liteとSIMが入っていた。らくらくセットとはいえ、SIMは自分で挿入する。スマートフォンの使いはじめの簡単なセットアップの手順を画面どおりに進めていけば、すぐに完了する。
格安SIMの設定で最も面倒かもしれないAPN設定も主な格安SIMは設定が入っているため、選ぶだけで大丈夫。
ドコモ系ではデフォルトで22個が設定されているため、個人向けで名前を聞いたことのあるような格安SIMなら選ぶだけで設定完了する。
最初のセットアップが済むとホームアプリが表示される。ファーウェイ独自のもので、アプリ一覧のドロワーを省略、すべてホーム画面に並ぶタイプ。
ホームアプリは変更も可能なので、最近のAndroidらしくGoogle Nowにすぐアクセスしたければ「Google Nowランチャー」など別のホームアプリを入れればよい。
HUAWEIの特徴としては、通知バーの上下が薄いため、画面を有効に使えること。アンテナピクトや電池容量などの表示は小さいが、画面を最大限活用できる。
アプリの動作も機敏。複数アプリを開いたあと、タスク切り替え画面にするとゴミ箱アイコンの横に消費メモリー量が表示されるので、タスクを止めるかどうかの判断になる。また、停止させた場合は消費メモリー量が表示されるのでわかりやすい。
ストレージは32GBだが、microSDカードで最大128GBまで増量できる。カメラは上位の「P10」のようなLaicaレンズではなく非常に美しいというものではないが、十分に実用的。動作も早いのでサクサク写真が撮れるという印象だ。
そして通信はCA(キャリアアグリゲーション)に対応。下り最大262.5Mbpsの通信ができ、対応バンドもドコモだけでなくauには重要なバンド18や26に対応。auネットワークの格安SIMでもエリアの狭さを感じることなく利用できる。
もちろんau VoLTEに対応しているので、VoLTE対応SIMを用意することで、auの音声通話もできる。
キャリアアグリゲーションもうまくいっているのか、約100bpsという数字も叩き出す
念のため手元のSIMを用いて測定してみたが、下りは最高で100Mbps超の速度が出ることもあり、端末の性能としてまったく問題なし。
mineoはAプラン、DプランのSIMがあったので両方比較してみたが、なぜかauのほうの速度が遅い結果となった。
ネットワークのどこのあたりがボトルネックになっているのかわからないが、ドコモとauの両タイプを提供している格安SIMでは、ドコモのネットワークを使ったSIMとの相性が良さそうだ。
再起動しなくてもSIMの交換ができる
玄人にはうれしいポイント
普通の人には役立たない特徴だが、格安SIMを楽しむマニアにうれしいのは、再起動しなくてもSIMの交換を素早くできること。
SIM交換で強制的に再起動する機種や、SIM交換後はなかなか電波を掴まない機種もあるなかで、差し替えればすぐ認識し通信を開始するのはSIMを取り替えて楽しみたいマニアに最適。ドコモとauのネットワークのSIMを交換してもすぐ認識する。
さらに、画面キャプチャーはナックルジェスチャーで簡単にとれるほか、通知バーにスクリーンショットを撮影したアイコンが残らない。格安SIMテスターやアプリレビュアーにはありがたい仕様となっている。
多様なアクセサリーを利用できるのも
グローバル端末のメリット
HUAWEI P10 liteのもうひとつのメリットはグローバル端末で売れ筋の端末であるということ。
細かい仕様は異なるものの世界で売られる端末のため、アクセサリーが豊富。たとえば、中国の通販モールのうち、日本人の個人が利用しやすいAliexpressやWishではケースやフィルムを非常に安価に購入できる。
筆者がWishで購入したTPUケースとガラスフィルムがセットになったものは、送料込みで約250円。透明なTPUケースならデザインの趣味の違いも気にならない。
また、皮カバー付きのケースでも、デザインが気に入れば1000円以下から手に入れることもできる。ほかにも、日本ではあまり見ない本体の前後をTPU素材で覆ってしまうタイプのケースなど、興味深いアクセサリーがあるのもグローバルで人気の端末の特徴。そういった面でも楽しめそうだ。
端末を安く購入できる方法はいろいろある
今回はHUAWEI P10 liteを新規に格安SIMに加入する際に、安く買える方法を考えてみた。この方法は格安SIMどうしの乗り換えでも有効な購入方法だ。
しかし、乗換なしで、そろそろ新しい端末に交換したいという人も、SIMはSIMで有効活用法さえ見つかれば通常よりも安価に新しい端末を購入することができるはずだ。
今後、このほかにもSIMフリースマートフォンをお得に購入できる店や方法が出現するかもしれない。

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