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Core i7にGeForce 940MX搭載、イマドキスペックで実用性◎

レトロデザイン×ハイスペック、「ThinkPad 25周年記念モデル」は7列キーボードで原点回帰!

2017年10月28日 09時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラ ハッチ

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Windows Helloで安全なサインインに対応
2つのバッテリー搭載で、動作中の交換も可能に

 機能面から見て気になるのが、セキュリティ機能。とくに屋外で使うのであれば、ショルダーハックを防ぐためにも、指紋認証や顔認証を使ったWindows Helloが便利だ。「ThinkPad 25」にはキーボードの右端に指紋センサー、液晶の上部、通常のWebカメラの隣にIRカメラが搭載されており、どちらの認証機能も利用できる。

キーボードの右側、カーソルキーのすぐ横あたりに指紋センサーを装備。指をあてるだけでサインインができるようになる。

さらに便利なのがIRカメラを使った顔認証。PCの前にいるだけで自動でユーザーを特定。サインインまでしてくれるという手軽さだ。

Windows Helloを使うには、「サインインオプション」での設定が必要。パスワードを登録し、PINを設定。その後で指紋や顔を登録する。

 機能面でもうひとついいなと思ったのが、着脱可能なバッテリー以外に、もう1つバッテリーを内蔵していることだ。どちらも3セルのリチウムイオンバッテリーで、PCをシャットダウンすることなく交換可能。予備のバッテリーを持ち歩けば、万一のバッテリー切れでもそのまま続けて利用できる。

バッテリーを外すのは、爪をスライドさせるだけなので簡単。バッテリーが2つあるので、動作中の交換も可能だ。

 なお、バッテリー駆動時間は公称で約6.5時間と短め。そもそも本体が1.69kgと重たいこともあり、モバイル用途として使うのは難しいだろう。とはいえ、ロケーションフリーで使えるという点は便利。会議室など社内での移動が多い人や、車での移動、出張などで活躍してくれるだろう。

 大型のビジネスノートということもあって、インターフェースの充実ぶりも満足がいくものだ。USB Type-C(Thunderbolt3対応)、USB3.0×3、LAN、HDMI、SDカードスロットと、よく使うものから最新まで、しっかりと網羅されている。

USB Type-C対応機器はまだ数が少ないので、通常のUSB3.0の数が多いのはありがたい。本体の充電がUSB Type-Cだけでなく、専用コネクターが用意されているというのも便利。

記念モデルではなく、通常のノートPCとしてみてもお買い得
往年のファンなら押さえておきたいモデル

 古い時代のThinkPadにあった独特の雰囲気がしっかりと再現できており、単純な記念モデルとして魅力的というだけでなく、通常のノートPCと考えてみても実用性が高い。そういう意味でも、仕事道具としての“ThinkPadらしさ”がしっかりと再現されているといえるだろう。運よく入手できた人は、少しでも長く愛用して欲しい、それだけ価値のあるモデルだと感じた。

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