教育現場での読みやすさを追求したデジタル向け書体
Win 10のFall Creators UpdateでUDデジタル教科書体が標準フォントに
2017年10月18日 13時00分更新
モリサワは10月17日、マイクロソフトが同日に提供開始した「Windows 10 Fall Creators Update」において、同社製フォント「UDデジタル教科書体」が採用されたと発表した。OS標準としてUDデジタル教科書体のレギュラー(R)と太字(B)、さらに1ウエイトにつき等幅(英数半角)、英数プロポーショナル(P)、英数かなプロポーショナル(K)のフォントが利用可能となる。
UDデジタル教科書体は、教育現場の要望に応えるために開発されたデジタル用途向けフォント。一定の太さを保ち、書き方の方向や画数・筆順など学習指導要領の字型に準拠しているという。ユニバーサルデザイン対応の書体としてヒアリングや検証による改良が10年にわたって重ねられ、視覚に障害を持つ子供達や、電子黒板やタブレット端末などでの使用も考慮されているとしている。