ファーウェイ通信 第59回
美麗筐体とサクサク操作感に加えて、ダブルレンズカメラや指紋認証センサーも搭載!
若者向けのデザインと機能、ファーウェイの新SIMフリースマホ「honor 9」レビュー
2017年10月25日 11時00分更新
同じファーウェイの上位機譲りの機能と性能
ダブルレンズカメラが魅力的
ファーウェイのスマホと言えばやはりカメラ。honor 9のカメラ機能をチェックしていく。
honor 9は、今ではハイエンドスマホのトレンドとなっているダブルレンズカメラを搭載している。このダブルレンズカメラの仕組みは、片方にRGBセンサー、もう片方のレンズにモノクロセンサーを搭載し、その両方から取得した情報を合成することで質感ある写真を撮影してくれるというものだ。
honor 9では、1200万画素RGBセンサーと2000万画素モノクロセンサーの組み合わせを採用。F値2.2と明るいレンズなので、光量が十分でない場所でも光を多く取り入れることができ、ノイズや手ブレを抑えながら撮影できるのが特徴だ。また、上位機譲りの「4-in-1フォーカス」(像面位相差+コントラスト+レーザー+デプス)も搭載しており、決定的瞬間を逃さず撮影することができる。
暗所に強味を持つというhonor 9のダブルレンズカメラの実力を測るため、今回は夜景の撮影にチャレンジしてみた。上の写真は、ファーウェイ製スマホではおなじみの「夜間撮影」モードでの作例だ。このモードでは、独自アルゴリズムに基づいたスローシャッター撮影を行なうため、コンパクトなものでもいいので、できれば三脚を用意したいところ。手軽さは失われてしまうものの暗い場所でも非常に印象的な写真が撮れるのが魅力だ。
一方、下の写真は「PRO」モードを使用して撮影した作例だ。ISO感度やシャッタースピード、露出補正などを自分で設定できるモードのため、あえてISO感度を100、シャッタースピードを1秒にして撮影。端末をビルの手すりを利用して、しっかりと固定すれば、三脚なしでもほぼ手ブレせずに撮影できた。
いずれの写真も、肉眼で見えるもの以上のものが映し出される面白い仕上がりになった。また、通常の撮影モードで夜の街の風景を手持ちで撮影してみたのだが、こちらも満足のいくできあがりだった。たとえば、飲み会が終わったあとにお店の前で記念写真を撮るシチュエーションなどでは、honor 9のダブルレンズカメラは活躍してくれるだろう。
honor 9では、夜間撮影やPROモード以外にも、ライトペインティングやワイドアパーチャ撮影、ナイスフード、ポートレートモードなど、おなじみの撮影機能が利用できる。また、今回から追加された「アーティスト」モードは、14種類のフィルターから好きなものを選ぶだけで、手軽にアーティスティックなスクエア写真が撮れる。インパクトの強い写真をSNSにアップしたいときにオススメだ。
以下の写真も同様にhonor 9の作例だ。
なお、インカメラは800万画素。こちらもF値2.0と明るいため、セルフィー撮影の際などには心強い。
ハイエンド機と同等クラスの性能
高速認識の指紋センサーを本体前面に装備
honor 9のスペックについても触れておこう。ほぼ上位クラスの性能となっており、CPUはオクタコアの「HUAWEI Kirin 960」(4×2.4GHz+4×1.8GHz)を搭載。メモリーは4GB、ストレージは64GB。OSと独自UIはともに最新のAndroid 7.0とEMUI 5.1を採用し、快適な操作感が印象的だ。
ディスプレーは、フルHD(1080×1920ドット)解像度の5.15型IPS液晶を搭載。428ppiと非常に高精細なのが特徴となっている。また、ブルーライトをカットして目の疲れを軽減する視力保護モードや、太陽光下での視認性を向上させる機能も用意されている。
薄型の本体ながら、バッテリー容量が3200mAhというのもポイント。充電端子はUSB Type-C。付属のアダプターでは、9V/2Aの急速充電にも対応する。
前モデル「honor 8」では本体背面に搭載されていた指紋認証センサーは、honor 9では本体前面の下部に移動した。評判の高い認識精度とスピードは、ほかのファーウェイ製端末と変わらない。どんな角度で指をタッチしても、瞬時に指紋を認識してくれるため、ストレスを感じないのがうれしい。
★
honor 9は、楽天モバイル、IIJmio、イオンモバイル、goo Simsellerの各MVNOから販売。市場想定価格は税抜5万3800円。カラバリは前述のとおり、サファイアブルー、グレイシアグレーの2色だ。
「HUAWEI P10 lite」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 5.15型IPS液晶 |
画面解像度 | 1920×1080ドット |
サイズ | 約70.9×147.3×7.45mm |
重量 | 約155g |
CPU | HUAWEI Kirin 960 2.4GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSD(最大256GB) |
OS | Android 7.0(EMUI 5.1) |
対応ネットワーク | LTE:バンド1/3/5/7/8/19/20/38/40 W-CDMA:バンド1/2/5/6/8/19 |
DSDS(4G+3G) | ○ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1200万画素(RGB)+2000万画素(モノクロ) /イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 3200mAh(急速充電対応 9V/2A) |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | サファイアブルー、グレイシアグレー |
市場想定価格(税抜) | 5万3800円 |

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