NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」見ていますか?
今回はついに伊能製薬の御曹司・伊能栞(高橋一生)が登場です。
倉庫が全焼してしまった京都の老舗薬問屋・藤岡屋。銀行に融資を依頼したところ伊能製薬の後ろ盾が条件に。「結納をせんとただの口約束や」と、藤岡儀兵衛(遠藤憲一)は、てん(葵わかな)と、伊能栞(高橋一生)の結納を焦ります。
一方、てんはいまだ旅芸人・北村藤吉(松阪桃李)への思いが消えません。
「こんなむっつり顔で結納したら伊能さんにも失礼やわ。心決めんと」
そうつぶやいて藤吉(松阪桃李)から最後に受け取った手紙を見つめ、藤吉がいるという大阪・先日前に行こうと決意します。
話を知ってうろたえたのは、藤岡屋の手代・武井風太(濱田岳)。てんに並みならぬ思いをいだいている風太。てん付きの女中トキ(徳永えり)に、風太が行き先をたずねるとき「ちゃんと答えんか!」と声を荒げるようすが格好良いんですよね……。結局風太はてんの身を案じ、みずから大阪へと乗り込みます。
大阪に着いたてんは藤吉を探しますが、「初代北村藤吉なんて聞いたこともあらしません」と誰に聞いても見つかりません。そこに声をかけてきた男が1人。
「どないしはったんや、お嬢ちゃん」
「ああ、知ってんで。こっちや、ついといで」
てんがついていった先は薄暗い袋小路。
「静かにせえ!」
悪漢がてんに乱暴をしそうになった次の瞬間、スーツ姿の伊能栞(高橋一生)が登場!スティックを振り回して、何人もの悪漢相手に大立ち回りを見せます。スティックで1人の腕をひしいで、いつもの低い声で言います。
「腕を折られたくなければ消えろ」
あまりの少女漫画展開に視聴者としてはポカーンと呆気にとられますが、なにせ高橋一生がアホみたいに格好良いのでもうなんでもいいやという気持ちになります。そして悪漢たちを倒した伊能(高橋一生)を見つめる、てん(葵わかな)。キラリン♪ と、ときめきサウンドが流れて次回となりました。
「都合がよすぎる?いえいえ、これがロマンスというものです」とナレーションが流れて幕。番組終了後、高橋一生ファンで知られる「あさイチ」有働由美子アナは「そんな偶然あるう〜??」とデレデレ顔を見せていました。おなじ気持ちです……