米マイクロソフトは9月25日(現地時間)、Azureの機械学習「Azure Machine Learning」を強化したと発表した。
追加された機能群は、Azure Machine Learning(AML)におけるAI機能や開発ツールを追加するもの。AMLの機能としては、AMLにデータラングリングや実験マネジメントを追加する「AML Workbench」、GPUやビッグデータを扱う際のサポートとなる「AML Experimentation service」、機械学習のマネジメントを管理する「AML Model Management service」を用意。これらにより、AMLを用いたAIの実験や開発がより簡単に行なえるようになる。
さらに大きなポイントとして、AMLとExcelの統合が発表された。Excelは単体でもビジネス・研究シーンにてデータ分析ツールとして用いられているが、新たにクラウドのAMLと連携。ユーザーはセルに「AZUREML」と入力すれば関数としてExcel上からAzureのAI機能を利用できる。
また、統合プログラム開発ツール「Visual Studio Code Tools for AI」を提供したほか、「Microsoft Cognitive Services」もアップデート。クラウドサービスのAPIとして画像や音声認識や自然言語処理などを利用しやすくした。