ゲーム開発者の成長をサポートするツールを開発
続いてグーグルのGoogle Play ゲーム事業開発部日本統括 金 清司氏が登壇。金氏の部署では、主にゲーム開発者の相談相手として持続可能な成長をサポートしている。
2016年の新興国の数字を金氏は披露したが、28種のAndroid端末が利用され3億を超える新しいユーザーが誕生したという。アプリの購入者は30%成長し、1億を超えるユーザーが新しい支払い方法を利用しているそうだ。
Android端末といえば世界中のOEMメーカーと協業しているため、ハイエンドスペックから新興国のユーザーでも購入しやすい価格帯のものまで、多数のラインアップを揃えているが、開発者にとってはその幅広さが悩みのタネにもなる。
グーグルは、2017年5月に開発者向けのツール「Google Play Developer Console」を刷新。例えば「デバイスカタログ」では、開発者の国では発売されていない端末についても調べることが可能で、これによりアプリの動作保証が難しい端末の場合は、配信をしないという選択も簡単にできるという。
そのほか、ストアページの訪問した人のコンバージョンや、アプリのサムネール画像の好みを調べるためのABテストも実施できるという。
自国以外のユーザーにアプローチする場合は、アプリの翻訳だけではなく、文化面での配慮も必要になってくる。グーグルは開発者はアプリ開発に専念できるよう、世界展開の計画や細部のローカライズについて、また主要市場に関するデータを洞察などをまとめたハンドブックを開発者に配布し、サポートしている。
インディーゲームコンテストの開催を発表
世界で活躍を目指す小規模なデベロッパーを応援することを目的に、インディーゲーム向けコンテスト「Indie Games Festival 2018」をGoogle Playが主催することを発表した。このイベントは、2016年に韓国で始まり、その後アメリカ、イギリスで実施され、日本では初めて開催される。
キックオフイベント兼コンテストの説明会は10月28日、賞品、審査員、ファイナルイベントの会場などは2018年2月1日に発表するという。