ブラック、無糖、微糖、カフェラテ。缶コーヒーにはいろいろな種類の味がありますよね。定番の味はミルク入りで甘めのもの。例えば、ジョージア エメラルドマウンテン、BOSS レインボーマウンテンといったブランドで特に味の種類が書かれていないスタンダードのものは、しっかり甘くてコクがある味わいです。
微糖はちょっと甘えさ控えめ。無糖には、ミルク入りのものとミルクが入っていないブラックがあります。
甘いコーヒーを飲むつもりでブラックを買ってしまうとビターでびっくりするし、反対にブラックコーヒーを飲むつもりで甘いコーヒーを買ってしまうと、口の中に甘さが残って「うーむ」となります。缶コーヒーの味選びは間違えるとちょっとした事故のようなもの。大切です。
■甘さ控えた微糖ってどういういうことだろう
さて、今秋からダイドーブレンドデミタスコーヒーから「ダイドーブレンド デミタス甘さ控えた微糖」が出ました。価格は125円前後。甘さを控えた微糖をうたっていますが、微糖って甘さを控えているから微糖なのではないでしょうか?
ダイドーブレンド デミタスには、もともとデミタス微糖、デミタスコーヒー、デミタスBLACKと3種がラインナップされています。
これらに加わった、4種目のダイドーデミタスなのです。
微糖があるのに、それとは別に「甘さ控えた微糖」があるとは……。
■微糖と甘さ控えた微糖を飲み比べてみた
完全に個人的な話なのですが、缶コーヒーなどを飲み始めた10代なかばのころ、“微糖”という言葉に対して「甘いんだか甘くないんだかどっち?」という疑問がありました。
冒頭にも書きましたが、レギュラーの缶コーヒーは甘いのか甘くないか書いていないです。なので、パッと見て甘さレベルの強弱がわからなかったです。おみくじで、“中吉”と“吉”のどちらが運が良いか一瞬首をひねってしまうように(あらためて調べてみたら、大吉>中吉>吉のところが多いらしいですね。ただし、神社によって異なるとか……うーむ)。
さて、大人になった今、通常の缶コーヒーより甘くない缶コーヒーが微糖という認識でいますが、そんな中、“甘さ控えた微糖”というのがちょっとよくわからないです。甘いのか、甘くないのか。一体どちらなのでしょうか?
もやもやを解消すべく、味の違いを確かめるためダイドーデミタスの微糖と甘さ控えた微糖を飲み比べてみました!
ダイドーブレンドデミタスは150mlのショート缶コーヒーで、コク深く濃厚な味わいが特徴のシリーズです。カッと飲めるのでいっきに飲む人が多いそうですよ。私も、カッと飲んでみましょう。
まずは微糖。
ふんわりとした甘さと、華やかな香りが広がった後、ビターな風味が広がります。ミルキーさと軽やかなあと味がポイントで、とてもバランスがよい一本に思えます。
次に甘さ控えた微糖を飲みます。
あ……!
口に入った瞬間から違います。甘さそこそこ、ビターさ濃い目。香ばしい風味と共に舌にほどよい苦みを残します。微糖は微糖なのですけど、まさしく甘さ控えた微糖なのでしょう。
甘さの度合いがけっこう違いました!
■微糖とブラックの中間
製品名そのままの感想ですが、甘さ控えた微糖は、これまでの微糖と比較をすると、ずいぶん甘さ控えめ。ブラックのようにビターというわけではなく、コーヒーの味そのものというわけではないのですが、ほどよい苦さとほろ甘さを楽しめます。
甘い順で言うと、
デミタスコーヒー>微糖>甘さ控えた微糖>BLACK
でした。
考えてみると、これまでの微糖とBLACKの間には差があったように思います。つまり、微糖も甘さを落としてきているとはいえ、ある程度の甘さはあります。確かに、微糖と名前がつく缶コーヒーは、甘さ控えめと思って飲むと想像以上に甘いことがありますよね。
甘さ控えた微糖の製品リリースに「微糖缶コーヒーに対して『甘すぎる』といった意見が多かった」と書かれていました。従来の「微糖」の甘さをダウンさせてリニューアルするのではなく、新製品を投入するのは、従来の微糖の味も好きという人が多いからなのでしょう。これは完全に好みによりますね。
缶コーヒーの味の種類が多いので、甘さ控えた微糖に対して⼾惑う⼈もいるかもしれません。ですが、味の違いはハッキリとあります。適度にほろ苦くて、今までの微糖⽸コーヒーが⽢すぎるとと思っていた⼈はきっとおいしく飲めるでしょう。オススメです。
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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