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Xperia XZ Premiumロングランレポート 第11回

Xperia XZ Premiumで海外にいても無料で着信通話できるようにしてみた

2017年09月04日 10時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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 前回に引き続き、海外取材でドイツに来ています。前回は海外(アメリカ)でも「Xperia XZ Premium(SO-04J)」でインターネット通信をするために、ドコモの海外1dayパケを利用しました。今回のドイツでも……といきたいところですが、ドイツは利用料金が1280円/日とアメリカの980円/日に比べて若干高め。なにより速度制限なしのキャンペーン非対応国。30MBの高速通信を使い切ってしまうと16kbpsの速度制限がかかってしまい、常用するには厳しい状況なので、今回は宿や発表会会場のWi-Fiでインターネットに接続するようにしています。

ドイツも海外1dayパケ対応ですが、速度制限なしのキャンペーンには非対応

 ドコモのSIM自体は挿しっぱなしにしているのですが、この使い方でネックとなるのが通話の着信です。海外ローミングの状態で日本からの電話を受けると、着信したほうも割高な通話料がかかってしまいます。そこで自分の場合は、「転送でんわサービス」を使ってIP電話へと転送し、インターネット経由で着信するようにしています。

設定から「ネットワークサービス」へとアクセス

 転送電話の設定はXperia XZ Premiumからできるのでカンタン。まずは設定から「通話設定」へとアクセス。次に「ネットワークサービス」をタップして開きます。ここには留守番電話サービスやキャッチホンといった、通話系のサービスを取り扱う項目が並んでいて、「転送でんわサービス」もそのひとつ。自分が契約しているドコモのプランはカケホーダイなので、転送でんわでIP電話に転送した場合もその通話料はカケホーダイプランに含まれるため、通話料はかかりません。

ネットワークサービスには通話に関する設定ができる

転送サービス開始をタップ

 転送でんわをスタートするには「転送サービス開始」をタップします。するとウインドウがポップアップで表示されるので、転送したい電話番号と呼び出し時間を指定します。電話番号は契約しているIP電話の番号、転送時間はドコモのSIMを挿したXperia XZ Premiumで着信しないように0秒を指定します。ちなみに転送先の電話番号や転送時間の指定は初回だけでOK。次回以降、変更がない場合は何も入力せずに「OK」をタップするだけです。

転送先の電話番号と着信後何秒で転送を開始するか指定する

 あとは「OK」をタップするだけ。これで転送でんわサービスの設定は完了です。試しにXperia XZ PremiumをWi-Fiでインターネットにつなげた状態で、編集部からドコモSIMのケータイ番号に発信してもらうと、IP電話に転送されて着信できました。

IP電話サービスを使って、Wi-FiでインターネットにつながったXperia XZ Premiumで日本からの転送電話を着信

 帰国後、転送でんわを使わずにドコモのケータイ番号で着信したい場合は、「転送でんわサービス」にある「転送サービス停止」をタップして設定します。これを忘れるとつねにIP電話へと転送されている状態になってしまいますので注意しましょう。

 というわけで、日本から着信があっても懐を痛めずにXperia XZ Premiumでガンガン通話しています!

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