ソニーは8月29日、新しいWindows向け音楽管理ソフト「Music Center for PC」のダウンロード提供を開始した。無料でダウンロード可能だ。
PCからウォークマンへ楽曲ファイルを転送したり、保存された楽曲を再生したり管理するソフト。従来は「Media Go」というソフトが提供されていたが、同社のオーディオ機器のコントロールなどを行なうスマホアプリ「Music Center」をベースとした本ソフトに切り替わる。
ちなみに、Media Goのダウンロードはまだ可能で、その前に提供されていた「X-アプリ」も含め、3種類の楽曲管理ソフトが提供されている。
ユーザーインターフェースは、X-アプリに近い感じで、左下に主な機能がまとめられ、ここから音楽配信サービス「mora」にもアクセスできる。楽曲をmoraで購入し、そのままウォークマンに転送することも可能だ。
機能的にMedia Goと異なるのは、MQA形式のオーディオファイルをサポートしたこと(ただし、PC上で再生する場合、音質はFLAC相当となる)。従来通り、FLACやDSDなどのハイレゾ音源の再生にも対応する。
一方で、Media Goで可能だった動画や写真の再生や転送ができなくなった。これは、最新のウォークマンが動画や静止画の表示に非対応となったためとみられる。
また、歌詞ファイルの編集やホームネットワーク経由の動画再生もできなくなっている。
これまでMedia Goを使っていたユーザーは、単純に乗り換えると動画の再生といった機能が使えなくなるので注意。Music Center for PCを導入したからといってMedia GoがPCから削除されるわけではないので、とりあえず両立して使ってみるといいだろう。対応OSはWindows 10/8.1/7となる。