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機密性の高い政府や企業の業務に利用しやすい

DJI、インターネットデータ転送なしのドローン飛行モードを開発

2017年08月16日 15時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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DJI PHANTOM 4とコントローラー

 DJIは8月16日、ドローンの操縦アプリにインターネット通信を停止できるモードを開発していると発表した。機密性の高い政府・企業顧客向けに利用できる。

 DJIのドローン操縦アプリは飛行安全性や機能向上のため、地域のジオフェンシングデータ、アプリの最新バージョン、無線周波数などの情報を取得するためにインターネット経由でサーバーと通信している。現在開発中の「ローカルデータモード」ではこれらのインターネットデータ送受信を停止、飛行中に取得したデータのプライバシー保護を強化できる。

 DJIではプライバシー保護の観点から、どこでどんな飛行を行なったかという履歴収集はしていないが、ローカルデータモードの採用によって政府関連など機密保護の必要性の高い業務への配慮という。ただし、地図の更新などが行なわれないため、飛行においてはパフォーマンスが制限される。

 今後数週間のうちに公開され、ドローンを操縦するスマホ&タブレットアプリ、またはスマホやタブレットをコントローラーと接続するドローン用アプリに搭載される予定。

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