ファーウェイ・ジャパンは8月15日、同社の最新世代サーバー「FusionServer 2288H V5」がサーバーの電力効率を測定するベンチマーク「SPECpower_ssj 2008」において世界最高記録を達成したと発表した。
SPECpower_ssj 2008はパフォーマンス特性と消費電力双方を評価するベンチマークテスト。標準のJava開発キットを使用してサーバー全体のパフォーマンスとさまざまな処理領域における消費電力に基づいて1ワット当たりの処理能力を算出する。
FusionServer V5は基幹系のITサービスアプリケーションやクラウドコンピューティング、高性能データベースやビッグデータ処理といった複雑なワークロードに適したサーバー。インテルXeonスケーラブルプロセッサーや24基のDDR4 DIMMスロット、 10基のPCIe拡張スロットを搭載し、ローカルストレージとして最大20台の3.5型HDDまたは最大31台の2.5型HDDに対応する。
今回のベンチマークテストでは、スコア1万3398という世界記録を達成。とくにFusionServer V5が備えるCPUやDIMM、HDDなどのコンポーネントの負荷に基づいた電源管理を行なう動的エネルギー管理テクノロジー(DEMT)技術、80 PLUS認証電源と高電圧直流給電などの省電力機能が威力を発揮したと見られる。