ヤマハは8月2日、ネットワークレシーバー「R-N303」を発表した。8月下旬発売予定で価格は4万9000円。
7月に発表された「R-N803」の下位機種にあたるコストパフォーマンス重視モデル。11万円のN803と比較して、DACが異なる(バーブラウン DSD1791)点や、USB入力、プリアウト出力、音場補正機能「YPAO」、音を音源に忠実に再生する「ピュアダイレクトモード」などが省かれており、同社の設計思想である「ToP-ART」も採用していない。
しかし、対応フォーマットはN803と同じで、FLACやWAV、AIFFの192kHz/24bitやDSDの5.6MHz(ダイレクト)の再生が可能。
また、「Spotify」や「radiko.jp」といったネット配信サービスに対応するほか、Music CastやAirPlay、Bluetooth、インターネットラジオの利用も可能となっている。
ToP-ARTは採用していないとはいえ、アナログとデジタルの部分を完全分離し、コンデンサーや抵抗パーツ、ネットワークモジュールなどは上位機種で採用されているものを搭載するなど、音質にはこだわっている。
このほか、レコードプレーヤーを接続できるフォノ(MM)端子やデジタル入力、大型のスピーカーターミナルなども装備しており、さまざまな機器を接続できる。