セッティングも着火も簡単
最初に組み立てが必要ですが、日本語の説明書も入っているしイラストがふんだんに使われているので超簡単。誰でも数分で完成させられます。
ガス缶を取り付けたらガス漏れのチェックをします。ホースの接続部などに石鹸水や洗剤を塗って泡立たなければオーケー。やり方は説明書に載っているので、必ずやるようにしましょう。
なぜかスタジオのセットっぽく写ってしまいましたが、友人宅の庭でレビューと称しておじさん3人のバーベキュー大会を開催です。
炭火のグリルだと結構大変なのが火起こし。時間がかかるし、なかなか全体に火が回らないのでついつい炭を入れ過ぎてしまい、ゴーゴーと燃え盛ってしまったりとか。その点ガス缶方式なら着火は一瞬。ダイヤルを着火位置まで回して点火ボタンを3秒ほど押すだけです。家庭用コンロと同じで、チチチチ、ボッという感じで火がつきます。
火をつけたらいきなり焼き始めてもいいんですが、焼き網が温まるまではジュージューいわなくて寂しい感じなので、フタを閉めて余熱をしてあげます。
フタの効果で柔らかジューシーな仕上がりに!
調理中も随時フタを閉めることで、オーブンのように熱が素材全体に行き渡ります。厚めの肉を普通のグリルで焼こうとすると火を通すためについ焼き過ぎてしまったりするんですが、これならそんな心配はなし。煙や焼いているにおいもセーブしてくれるので、一石二鳥です。
10分ぐらい温めたところでいよいよ食材投入です。まずは火のとおりにくい野菜やエビをボーン。実は肉があまり好きではないワタシはバーベキューといえば野菜と魚介類専門。料理自体嫌いじゃないんで、この日も友人2人にはビールを飲みながら待っててもらい、切ったり焼いたりしてました。
野菜や魚介類は、うっかりすると水分がすっかり飛んでしまってカスカスになったりしがちですが、その気配はまったくありませんでした。エビ、もっとたくさん買えばよかったなぁ。
つぎは肉。物は試しと厚さ4cmぐらいある鶏肉を焼いてみたんですが、表面だけが焼けて中が赤いなんてこともなく、しっかり火がとおっていました。蒸しているような状態なので柔らかくてジューシーな仕上がり。まさしくグリルです。
焼いていて気付いたんですが、バーナーチューブの真上には焼き網のスリットがなく、脂がチューブを避けて落ちるようになっていました。おかげで脂が燃えたり煙が出たりすることはほとんどありませんし、フタをすればほぼゼロと言ってもいいぐらいです。
全員おじさんなので食べる量も減っていて、あっという間にお腹いっぱい。楽しい時間のあとは片付けが待っていますが、お手入れも楽々です。底には穴が開いていて、脂はそこから下のトレーにおちるため脂汚れはほとんどありません。焼き網に残った汚れはフタをして高温で焼いてしまえばオーケー。炭になったらブラシでゴシゴシっと擦って落とし、これも穴から下のトレーに落としてやればおしまいです。
美味しく調理できるのはもちろん、着火やガスの管理、片付けも簡単で、言うことなしのこのWeber Q 1250。家族や友達とバーベキューをやるにはかなりのベストバイっぷりで、すっかり欲しくなってしまいました。ちょっと借りてみようと思っただけなのになぁ。

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