サウンド最強SIMフリースマホはコレ!
ONKYO「GRANBEAT DP-CMX1」
オーディオ機器メーカーの老舗・ONKYOが「音楽再生」に特化して作ったスマートフォンが「GRANBEAT DP-CMX1」。当然ながらハイレゾ音源に対応しており、DSD、MQA、FLAC、WAVといったファイルの再生が可能。aptX HDなどワイヤレスで高音質を転送する規格にも対応している。
本体内部はスマートフォン用の基板とオーディオ用の基板が別れており、独自のシールド技術などで筐体内部に発生するノイズを極力カット。さらに音声出力の重要なポイントとなるDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)とアンプは2基ずつ搭載し、スマートフォンとしては世界で初となるフルバランス駆動回路搭載モデルとなっている。
本体はアルミブロックの削り出し。手に持ってみるとずっしりと重いが、これも共鳴やノイズをカットするため。高級オーディオ機器らしい作りとなっている。
本体にはロータリーエンコーダー式の音量調節ノブのほか、再生や曲送りといったボタンも用意されており、アプリを起動したり、ロックを解除しなくても操作できる。このあたりもオーディオプレーヤーとしての使い勝手を追求した形だ。
実際にハイレゾ対応のイヤホンを装着してハイレゾ音源を聞いてみたが、一般的なスマートフォンと比べると段違いの音質に驚かされる。音に解像感があり、ボーカルの息づかいや楽器それぞれの音がよくわかる。さらにハイレゾ音源だけでなく、通常のMP3ファイルなども、一般的なスマートフォンで聞くよりも段違いの音質だった。
スマートフォンとしても、DSDSに対応するなどスペックは十分。microSDのスロットも独立しているので、DSDS使用時でもデータサイズの大きなハイレゾ音源をmicroSDに保存して再生できるというメリットもある。価格はオンラインストアなどで約8万8000円となかなかだが、スマートフォンでも音に妥協したくないと言うユーザーはマストバイなモデルだ。
「DP-CMX1」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5型液晶(1080×1920ドット) |
CPU | Snapdragon 618 1.8GHz+1.4GHz(ヘキサコア) |
メモリー | 3GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ | アウト:16メガ(F2.0) イン:8メガ(F2.2) |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
対応バンド | LTE:1/3/8/19/26 3G:1/5/6/8/19、4バンドGSM |
無線LAN | IEEE 802.11ac |
Bluetooth | 4.1 |
DAC | ESS「ES9018C2M」×2 +「SABRE 9601K」×2 |
音声出力 | 2.5mm4極バランスヘッドフォン 3.5mm4極アンバランスヘッドフォン |
実用最大出力 | 75mW×2(アンバランス)、150mW×2(バランス) |
S/N比 | 115dB以上 |
再生周波数帯域 | 20Hz~80kHz |
ボリューム | 61ステップ(0含む) |
L/Rバランス調整 | ○ |
バッテリー | 3000mAh |
サイズ/重量 | 72×11.9×142.3mm/約234g |
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