このページの本文へ

VRで全国どこでもMPS治療の最新技術を習得

クリーク・アンド・リバー「IDEALENS K2+」で遠隔医療教育システムを共同開発

2017年07月03日 13時10分更新

文● たかヰトモき/Mogura VR

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 クリーク・アンド・リバー、木村ペインクリニック、一般社団法人 総合医科学研究所およびユニゾンシステムズは、一体形VRヘッドセット「IDEALENS K2+」を使用した遠隔医療教育システムを共同開発した。

 同システムは2017年6月28日〜30日の期間、東京ビッグサイトで開催された「コンテンツ東京2017」内の「第3回 先端コンテンツテクノロジー展」で展示していた。

 木村ペインクリニック院長・木村 裕明氏をはじめとする木村ペインクリニック関係者が全国の医療機関や施術所に対して、筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome『MPS』)の有効な治療法である「筋膜リリース注射」の遠隔教育に使用される。

 MPSは、筋肉が原因で痛みやしびれを起こす病気。筋痛症と呼ばれることもある。現時点では有効な医薬品がなく、治療により筋肉内のけいれんを解く治療が一般的となっている。その中でも特に有効な治療法の1つが「筋膜リリース注射」だ。

共同開発されたシステムの様子

 本システムでは、実際に木村ペインクリニック関係者が施術する様子を撮影した高画質の映像をリアルタイムにIDEALENS K2+へ配信して、施術現場を遠隔地からでも見学できるようになっている。

 そのほか、施術に必要なエコー画像の送信や映像を視聴しながら対話できる機能、視点を変えられる機能など、筋膜リリース注射の技術習得に役立つ機能を搭載している。

カテゴリートップへ

絶叫&興奮!「VR ZONE SHINJUKU 」をアスキー軍団が全力体験

VR体験動画一覧はこちら!