寝苦しい夜は高音質なオーディオを! 自宅で使いたいAVアンプ、プレーヤー、ヘッドフォン
2017年06月29日 12時00分更新
この夏の猛暑をしのぎ、快適な暮らしを送るためのAV機器特集。その第3弾は、オーディオ編。おすすめのAVアンプからポータブル音楽プレーヤー、ヘッドフォン/イヤフォンを紹介する。
今やオーディオと言えばハイレゾ対応がマストと言えそうな状況だが、一方で最近の大きなニュースと言えば、ハイレゾ音源をストリーミングも可能な情報量で圧縮でき、しかも高音質という新フォーマットの「MQA」が登場したくらい。
つまり、すでにハイレゾ環境が整っている人にとっては、あまり買い換え意欲もわかないタイミングではある。
だが、そういう時期ほどなかなか魅力的な商品が登場してくるというもの。そんな注目の新アイテムを紹介していこう。
ついにDolby Atmos/DTS:Xに対応!!
音質にこだわったソニー「STR-DN1080」
まずはAVアンプ。4KテレビやUHD BD対応のBDレコ/プレーヤーを紹介した以上、こちらもぜひとも注目してほしい。4Kコンテンツの高精細な映像には、臨場感あふれる最新のサラウンドが欠かせない。
ソニーの「STR-DN1080」(実売価格 7万円前後)は、6月に発売されたばかりの7chパワーアンプ内蔵AVアンプ。
最大のトピックスは、ついに最新のサラウンド規格であるDolby Atmos/DTS:Xに対応したこと。5.1.2ch再生が可能だ。
また、自動音場補正機能として高級モデルで採用されていた「D.C.A.C.EX」を採用。スピーカーの周波数特性、位相特性を揃えるだけでなく、スピーカーの左右の位置のズレなどを補正する「スピーカーリロケーション」も備えている。
部屋の形状や家具の配置の関係で、各スピーカーの配置が理想的とならない場合でも、最適な配置を再現できる技術で、たくさんのスピーカーを配置するサラウンドシステムでは実にありがたい。
さらに、5.1.2ch構成でも7.1.2ch相当の再現が可能になる「ファントム・サラウンドバック」機能も盛り込まれた。
もちろん、従来からの高音質設計にもぬかりはない。デジタル基板用に一体成型メタルフレームを新設計し、より振動に強い構造を実現。デジタル基板自体も、32bitDSPを3基搭載し、高度な信号処理能力を獲得している。
しかも、音場処理をはじめとするデジタル処理はすべて32bit処理となっており、ビット変換などをしないため、より純度の高い信号処理が可能になっている。
そして、ネットワークオーディオ機能も充実。DSD最大5.6MHz、PCM最大192kHz/24bitのマルチチャンネル音源にも対応する。
ネットワークも2.4/5GHz対応のデュアルWi-Fiで、Bluetoothにも対応する。マルチチャンネル再生はもちろん、ステレオ再生でも優れた音の実力を存分に楽しめるようになっている。
高機能化にも関わらず、ボディーの背の高さが156mmと低くなっているのも注目。最近の薄型テレビ用のラックにも収納できるようにコンパクト化をしているとのこと。
AVアンプはサイズが大きくて置けないと思っていた人にはありがたいだろう。
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