キヤノンは6月29日、エントリー向けデジタル一眼レフ「EOS Kiss X9」を発表した。7月下旬発売予定でボディーのみの直販予定価格は6万5500円(税抜)。
同社は今年、すでに「EOS Kiss X9i」をリリースしているが、より本体サイズをコンパクトにしたのが特徴。本体サイズは幅122.4×奥行き69.8×高さ92.6mm、バッテリー、メディア込みの重量は453g(ブラックモデル)となる。
ただし、X9iと比較して、連写速度が秒間6コマから5コマに、AF測距点が45点(オールクロス)から9点(中央1点のみクロス)になるなど、スペックはダウンしている。このため、EOS Kiss X9iの下のクラスという位置づけとなる。
このほかの基本スペックはEOS Kiss X9iと同等。撮像素子にはAPS-Cサイズの2420万画素CMOSセンサーを採用。ライブビュー時はデュアルピクセル CMOS AFが利用可能だ。
画像処理エンジンにはDIGIC 7を採用。感度はISO 100~25600(拡張でISO 51200)まで設定でき、フルHD(60p)の動画撮影もできる。
背面にはタッチ式のバリアングルモニターを備え、無線LANやBluetooth(BLE)、NFCにも対応する。
レンズキットは、「EF-S18-55 F4-5.6 IS STM」が付属するレンズキット(直販予定価格 7万4500円)と、上記のレンズに加えて「EF-S55-250 F4-5.6 IS STM」が付属するダブルレンズキット(同10万2500円、いずれも税別)を用意する。