梅雨の晴れ間。取材が3件ほど続いて都内を働きアリのように歩き回っているとゆらっとめまいのようなものを感じました。これは、昨年某位置情報連動ゲームがリリースされて夢中になって街中を歩いている時にも感じた感覚。そう熱中症です。
熱中症とは高温多湿な環境下において体内の水分および塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称です。症状は、めまいや顔のほてりといった軽度のものから、体のだるさや吐き気を伴う場合もあり、症状の進行によっては深刻な事態に陥る場合もあります。気をつけねばなりません!
水分&塩分がポイント
日本気象協会の推進のサイト「熱中症ゼロへ」によると熱中症の予防・対策に有効なのは、水分をこまめに飲むことと、塩分をほどよくとること。汗と一緒に塩分が失われてしまうため塩分の補給は大事なのです。
手軽なのは水分と塩分が一緒にとれるように設計された熱中症対策飲料を飲むこと。コンビニや自販機で売っている清涼飲料の中でも、100mlあたりにナトリウムが40~80mg含有(食塩相当量で0.1~0.2g)した飲料は熱中症対策向けに推奨されています(全国清涼飲料工業会)。
どのように飲めばいいでしょうか? 厚生労働省の報道資料によると20~30分ごとにカップ1~2杯程度を摂取することが望ましいとのこと。水分をいっきにとると胃液が薄まり消化の働きが悪くなるためよろしくないのです。
暑いとついつい冷たい水分をガブ飲みしたくなりますが、熱中症対策や健康のためには少しずつ飲んだほうが効果的だそうですよ。気をつけましょう。
定番のスポーツウォーターは熱中症対策にも
コカ・コーラの「アクエリアス」、大塚製薬の「ポカリスエット」といった定番のスポーツドリンクは塩分も含まれており熱中症対策にも有効。アクエリアスからは今年新たにグレープフルーツ風味を加えてすっかり感を重視した「アクエリアス クリアウォーター」が登場しました。甘味が少なく一般的なスポーツウォーターよりライトな風味なので、日常生活でも気軽に飲めそうです。
イオン(電解質)という点を売りにしているポカリスエットは、レギュラー製品と甘さ控えめの「ポカリスエット イオンウォーター」とのラインナップで今年も飲まれそうです。
凍らせるのもオススメ!
熱中症飲料を凍らせてから持ち運ぶという人もいるでしょう。サントリーの「グリーン ダ・カ・ラ」はペットボトルのままの冷凍も推奨しています。夏場のスポーツ時やレジャー、アウトドアなどに凍らせてから持ち運ぶと冷たさが持続して便利ですね。
ダイドードリンコの「ぷるシャリみかん」もおなじくペットボトルのまま凍らせてオーケー。ゼリー入りなので、普通に冷蔵状態で飲むとゼリー食感も楽しめる熱中症対策飲料、冷凍してから少し溶かすとシャーベットとしてよりおやつ感覚になります。
熱中症対策フードに
塩味、甘味もしっかり濃い目と定評がある「キリン 世界のKitchenから ソルティライチ」は、500ml紙パックの濃縮タイプもオススメ。ゼリーやソルベ、寒天にアレンジできます。
そのほか、熱中症の予防のためには日々の食生活を見直して体力つけたり、睡眠を十分にとることが大事。環境省熱中症予防情報サイトでは、日々の暑さ指数(WBGT)の実況と予測も行なっています。暑い日々も健康的に過ごしておいしくビールを飲みたいものですね。
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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