「話しかけた音声に合わせた自然な抑揚の返事」が可能。AI/ロボット音声に自然さを
自然な韻律で音声返答する「HEARTalk」が誰でも使える自作基板が発売
2017年06月06日 18時00分更新
ヤマハは6月6日、同社の自然応答技術「HEARTalk」搭載製品がスイッチサイエンスから発売されたと発表した。
HEARTalkは音声対話システムにおいて自然な対話を可能とする技術で、呼びかける側の声の強弱や長短、高低や間、抑揚などからなる「韻律」に合わせて機械音声の韻律も調整。応答に適した韻律の音声を返すことができる。
スイッチサイエンスが発売する「HEARTalk UU-001」は、電子楽器「ウダー」を製作する宇田道信氏が企画を担当した製品で、HEARTalkをさまざまな自作機械やロボットに組み込むことが可能な基板。基板上にはマイクを搭載しており、あらかじめ入力した音声をHEARTalk技術を用いて出力する。
スピーカーは同梱しているが基板上に搭載されておらず、要はんだ付けとなる。USBを用いてPCと接続し、返答用音声データの書き込むことが可能。また、シリアルインターフェースを搭載しており、GPIO制御でArduinoやRaspberry Piでコントロール可能。電源は3.3~5Vで動作(USB mini B端子から給電可能)。価格は9180円。