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パナソニックのノートPC「レッツノート」が誕生して、すでに20年が経つが、今年は直販サイトでカスタマイズモデルの販売をはじめてから、ちょうど15周年の節目にあたる。
当時は、まだ市販モデルとは違った製品を販売する直販サイトはあまりなく、レッツノートの進化にも大きく関わってきた。
そこで、今回はレッツノートの歴史に詳しいパナソニックのECサイト「パナソニックストア」の商品部部長 瀧野光史氏と、サイト部戦略推進課の寺島洋行氏、ギーク女子の池澤あやかさん、週刊アスキー副編集長でレッツノート歴10年の加藤弘晃の4名で、レッツノートのこれまでの歩みとこだわり、そして、今後について語ってもらった。
より高い製品をメーカー直販で販売するのは挑戦だった
瀧野:2002年の2月にカスタマイズレッツノートが産声を上げましたが、実質まともに販売が始まったのは4月以降だったので、今年4月に15周年記念をスタートさせました。
加藤:レッツノート自体はその前からありましたよね。
瀧野:そうですね。昨年、レッツノート20周年をやらせていただいて、そのあと15年前にいまで言うネット直販、カスタマイズレッツノートという、当時はそんな名前はついていませんでしたが、メーカー直販におけるレッツノートの販売を始めました。
池澤:なぜ、ネット直販を始められたんですか?
瀧野:当時コンシューマ向けPCの業界では、量販店などでの販売がメインでした。私どもは神戸に工場をもっているので、国内の工場でPCを生産するという強みを持っていまして、生産するメンバーたちからも、いろいろな提案とか要請が出てきました。
その中で、もっと自分たちはお客様に役に立ちたい、という思いをもったメンバーたちと一緒になって、工場から直接お客様へ売る仕組みをつくることになりました。それがネット直販だったわけです。
池澤:でも、15年前だとネット直販ってそんなに盛んじゃないですよね。
瀧野:当時私が始めましたときは、ネット販売の主な市場というのは「アウトレット」でした。古い商品を処分するために半額にしたり、売れ残りを処分したり、というのがネットでの基本的な売られ方でした。
そんな中であえて通常の市販よりも良いもの、いろいろなカスタマイズを可能にして性能を上げて販売するという戦略を選んだのは、おそらく我々が最初だったんじゃないかなと思います。
池澤:なぜ、そのような思い切った挑戦ができたんですか?
瀧野:その背景というのは、レッツノートのお客様は、当時自らを「レッツラー」と呼んでいて、そういったお客様のコミュニティーみたいなものが結構しっかりとあったんです。
そういうお客様たちの強い思いで、いろいろな要望はあったんですけれど、やっぱりマスマーケティングではそのすべてを叶えることはできない、ということで工場直販という形をとったんです。
池澤:いかがでしたか、最初のころは。
瀧野:それまで実は店頭と同じ商品をネットでも売っていたんですが、年間60台ほどしか売れていなかったんです。
そこで、当時の経営者と「最初の日に何台売れますか?」という相談をしたんですよ。すると「そうやなぁ、これまで年間60台だったから一日4,5台あったらもう御の字だわ」という話をしていたんですが、スタート時に60台も注文もらいまして、当時の経営者から「コーヒーおごったるわ」って、60台売ってコーヒー1杯だったんです。経営者にほめてもらったのはその日1回限りですが(笑)
加藤:その要因はどういったことだったんですか?
瀧野:それは先ほどのレッツラーという方々が、店頭で売ってるスペックではどうしても制限されてしまい、ある意味限界を感じていたわけです。
当時最先端でした無線LANですとか、性能のスペックなども最上級のものを入れて、レッツラーの方々はその価値をしっかりとご理解されていましたので、「この値段でこのスペックだったら、全然問題ない」と言って買っていただいたと認識しています。
加藤:高くてもいいものがほしいと。池澤さんは、高くてもいいスペックって考え方はどうですか? 安ければ安い方がいいっていう人もいらっしゃるかと思うんですけど。
池澤:そうですね、メモリーは積みます。でも、ストレージは別にいいかなって。クラウドストレージを利用すればいいので。メモリーは、そんなに多くなくてもいいですけど、8GBとか。
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