第7世代Core i7-7700K、GeForce GTX 1080を搭載
Adobe RGB比100%の4K UHD表示が魅力! クリエイター向け17.3型「DAIV-NG7610」レビュー
USB 3.1、Mini DisplayPortを採用など、インターフェイスも充実
ここまで見てきたように、「DAIV-NG7610S1-SH5」は、業務用の単体ディスプレーに迫る高品質な4K UHD液晶とハイエンドデスクトップ機に迫るパフォーマンスを実現した高性能なノートPCだ。
インターフェイスも充実しており、本体にはUSB 3.0端子×4、USB 3.1端子×2(うちひとつはThunderbolt3と共用)、HDMI 2.0端子、Mini DisplayPort端子×2、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、ライン入力端子、ラインアウト端子、eSATA端子(USB 3.0ポートと共用)、S/PDIF端子、マルチカードリーダーが搭載されている。
HDMI 2.0端子とMini DisplayPort端子に外部ディスプレーをつなげば、「DAIV-NG7610」のディスプレーと合わせて全部で4画面の4K出力が可能になる。まさにモンスター級のノートPCだといえるだろう。
LEDバックライトを内蔵したフルサイズキーボードの光量が5段階に切り替えられたり、タッチパッドの押下感が改良されていたりと、細かい使い勝手も向上しており、全体としての完成度も高まっている。弱点があるとしたら、約2.6時間(JEITA測定法2.0)という短めのバッテリー駆動時間だろうか。もっとも、このクラスのノートPCの場合、イザという時に現場やクライアントに持ち込みやすいという点の方が強い魅力となっているので、気にする方はいないだろう。
クリエイターのメインマシンに最適な「DAIV-NG7610」
「DAIV-NG7610」シリーズは、直販サイトで直販価格29万9800円(税別)からという価格で購入できる。今回試したDAIV-NG7610S1-SH5は直販価格34万9800円(税別)と、金額だけ見ると決して安いわけではないが、Adobe RGBカバー率100%の4K UHD液晶ディスプレーとハイエンドデスクトップPC並みの性能を一度に手に入れられることを考えれば比較的リーズナブルといえる。
写真・映像編集に携わるクリエイターや、ハイアマチュア・プロカメラマンで、省スペースかつパワフルなマシンがほしい、いざという時には持ち運べるノートタイプがほしいというユーザーなら、ぜひチェックしてほしい製品なのだ。
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