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Adobe RGB比100%の4K UHD表示が魅力! クリエイター向け17.3型「DAIV-NG7610」レビュー

文●山口優 編集○ASCII編集部

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USB 3.1、Mini DisplayPortを採用など、インターフェイスも充実

 ここまで見てきたように、「DAIV-NG7610S1-SH5」は、業務用の単体ディスプレーに迫る高品質な4K UHD液晶とハイエンドデスクトップ機に迫るパフォーマンスを実現した高性能なノートPCだ。

 インターフェイスも充実しており、本体にはUSB 3.0端子×4、USB 3.1端子×2(うちひとつはThunderbolt3と共用)、HDMI 2.0端子、Mini DisplayPort端子×2、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、ライン入力端子、ラインアウト端子、eSATA端子(USB 3.0ポートと共用)、S/PDIF端子、マルチカードリーダーが搭載されている。

本体左側面には、有線LAN(1000BASE-T)端子、USB 3.1端子×2(うち、ひとつはThunderbolt3対応)、USB 3.0端子×2(うち、一つは常時給電可能)、マルチカードリーダーを搭載する

本体右側面には、ラインイン端子、マイクロホン端子、ラインアウト端子、ステレオヘッドホン(S/PDIF)端子、USB 3.0端子×2が搭載されている

 HDMI 2.0端子とMini DisplayPort端子に外部ディスプレーをつなげば、「DAIV-NG7610」のディスプレーと合わせて全部で4画面の4K出力が可能になる。まさにモンスター級のノートPCだといえるだろう。

本体背面にはHDMI端子、mini DisplayPort端子×2を搭載する

本体前面には稼働状況を知らせるステータスLEDを装備している

 LEDバックライトを内蔵したフルサイズキーボードの光量が5段階に切り替えられたり、タッチパッドの押下感が改良されていたりと、細かい使い勝手も向上しており、全体としての完成度も高まっている。弱点があるとしたら、約2.6時間(JEITA測定法2.0)という短めのバッテリー駆動時間だろうか。もっとも、このクラスのノートPCの場合、イザという時に現場やクライアントに持ち込みやすいという点の方が強い魅力となっているので、気にする方はいないだろう。

LEDバックライト内蔵のフルサイズキーボードを搭載

ACアダプターは、安定した電力供給のため大きめとなっている

バッテリー駆動時間は約2.6時間(JEITA測定法2.0)。バッテリーは着脱可能だ

クリエイターのメインマシンに最適な「DAIV-NG7610」

 「DAIV-NG7610」シリーズは、直販サイトで直販価格29万9800円(税別)からという価格で購入できる。今回試したDAIV-NG7610S1-SH5は直販価格34万9800円(税別)と、金額だけ見ると決して安いわけではないが、Adobe RGBカバー率100%の4K UHD液晶ディスプレーとハイエンドデスクトップPC並みの性能を一度に手に入れられることを考えれば比較的リーズナブルといえる。

 写真・映像編集に携わるクリエイターや、ハイアマチュア・プロカメラマンで、省スペースかつパワフルなマシンがほしい、いざという時には持ち運べるノートタイプがほしいというユーザーなら、ぜひチェックしてほしい製品なのだ。

マウスコンピューター/G-Tune

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