マランツは5月24日、スリムデザインのAVアンプ新モデル「NR1608」を発表した。6月中旬発売予定で、希望小売価格は税抜9万円。
高さが105mmという薄型筐体を採用するのが特徴。7chのディスクリートパワーアンプを搭載し、実用最大出力は100Wとなっている。
従来機種は出力セレクターとボリュームを1チップで処理していたが、新機種はこれらを分離。新日本無線と共同開発したボリュームICと新しい信号セレクター回路を採用する。これにより信号経路の最適化を実現した。
また、DACも「AK4458VN」に変更。上位モデルにも採用されている32bit DACで、従来のものよりS/Nや分解能に優れている。
DSPにはクアッドコアのものを採用。Dolby AtmosやDTS:Xといった最新のオブジェクトサラウンドに対応する。
HDMI入力は8系統、出力は1系統を装備。4K60p、4:4:4のパススルーが可能なほか、4Kアップコンバート(4K30p)も可能。HDR信号(HDR 10、Dolby Vision)にも対応。Hybrid Log Gammaにもファームウェアアップデートで対応する。
有線LANと無線LANに対応しており、AirPlayやネットワーク上のハイレゾ音源(FLACやDSDなど)の再生も可能。
また、同社が今年3月に発表したワイヤレススピーカー群「HEOS」(ヒオス)の技術を取り入れ、スマホやタブレットに専用アプリを導入することで「Spotify」や「AWA」などの音楽ストリーミングサービスの音源再生ができる。
このほか、ワイドFM対応のFM/AMラジオチューナーを内蔵し、Bluetoothにも対応する。