サムスン電子ジャパンは、360度カメラ「Galaxy Gear 360」の新モデルの国内発売を発表した。発売日は6月1日で、価格は3万円弱を予定している。
小型化で扱いやすく、さらにiPhoneでも利用可に
昨年に続いて登場した新型Gear 360の特長はまず小型化された点。目玉型の球体で三脚などを装着しての撮影が基本だった昨年モデルからデザインが大きく変更され、本体を手に持っての撮影も可能になった。
性能面では4K解像度の動画(4096×2048ピクセル)に対応している点は変わらないが、小型化で死角が減少。大型センサーの搭載とF値2.2のレンズで暗い場所にもより強くなっている。
また、YouTube、Facebook、Samsung VRの各サービスでは360度でのライブ配信に対応(配信時の解像度は1920×960ピクセル)。スマートフォン、PCで試聴できるほか、「Gear VR」を用いると撮影者とリアルな空間を共有できる。
なお、対応スマートフォンとして、Galaxyシリーズのフラグシップ機に加えて、6s以降のiPhoneに対応したのもトピック(ライブ配信はGalaxyシリーズのみ)。またPC上での編集もWindowsに加えて、Macにも対応した。
サイズ/重量は、約46.3×45.1×100.6mm/約130g。バッテリー容量は1160mAhで、防滴防塵対応(IPX3、IP5X)。最大256GBまでのmicroSDカードの追加に対応する。
コントローラー付きでGear VRの各種操作が可能に
また、同社はVRHMDに専用コントローラーを追加した「Galaxy Gear VR with Controller」を発表。5月23日に発売する。こちらはヘッドセット側は昨年発売されたモデルと同じで、そこに片手で操作できるコントローラーが追加された形。すでにヘッドセットを所有しているユーザー向けにコントローラー単体も販売される。
このコントローラーには丸型のタッチパッド、ホーム、戻る、トリガー、音量の各ボタンが用意されており、その組み合わせでさまざまな操作が可能。
コントローラー対応ゲームも含めて、7000以上のコンテンツが用意されたVRサービス「SAMSUNG VR」の国内提供も開始されている。