春のヘッドフォン祭 2017 第14回
見た目も中身もこだわった製品はこれだ
デザインもカッコイイ、中域だけダイナミックの新機軸ハイブリッドIEM「LOLA」
2017年04月30日 20時25分更新
外観もぐっとくる、JH Audioの「LOLA」
ヘッドフォン/イヤフォンは音響機器なので、音の良さが一番というのは当たり前だが、できればデザインもいいものを選びたい。そんな人にはカスタムやオリジナルデザインの製品が気になるのでは? 4月29日から30日に開催された「春のヘッドフォン祭 2017」。ミックスウェーブのブースでは、カスタムIEMのJH Audioによる新機軸のイヤモニ「LOLA」が国内初披露となった。
ちなみにネーミングはThe Kinksの名曲から。JH Audioのハイエンドモデルというと多ドライバーのBAユニット搭載というのが特徴だが、LOLAは特許出願中の新技術“D.O.M.E Midrange Enclosure Technology”を搭載したハイブリッド型モデルとなっている。低域にBAドライバーを2基、中域に直径4.9mmのダイナミックドライバーを2基、高域にBAドライバーを4基搭載した合計8ドライバーというちょっと変わった構成である。
カスタム版とユニバーサル版があるが、実売価格はそれぞれ21万円前後と税別19万円。カスタム版が先行する見込み。
という内部の話はもちろんなのだが、展示されている製品のデザインにビビっと来るものがある。カスタム版のデザインは質感含めてなかなかそそるものだった。そこもまたこの製品の魅力だろう。
質感の高いSATOLEX Tsubomiに新バージョン
数千円からのリーズナブルな価格で高音質が得られるハイレゾイヤフォンとして有名なSATOLEXの「Tsubomi」。そのシルバーバージョン「Tsubomi Silver」も展示された。純度92.5%という銀メッキ(スターリング・シルバー・ロジウムメッキ)を採用して、鮮烈な音と高い金属の質感がある外装を持つ日本製イヤフォンだ。価格は2万円を少し超える程度。素材の違いで音色の差が楽しめるのは同社の特徴でもある。
懐かしいタツノコプロのキャラクターをあしらったFOSTEX「KOTORI」
とにかくデザインの選択肢が豊富なことで有名なKOTORIだが、イベント会場ではタツノコプロ55周年記念モデルが多数展示されていた。監修中で、発売時期などは未定とのことだが、キャシャーンやガッチャマンなど往年のキャラクターが小さいハウジングにあしらわれていてなかなかいい感じ。ファンアイテムとしてのイヤフォンらしい企画かもしれない。
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