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PC、タブレット、スマホ……3~5万円の格安機種の購入指南 第3回

アンダー3万円でも充実! 2万円台のSIMフリースマホはDSDS機が狙い目だ

2017年04月28日 12時00分更新

文● 正田拓也

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DSDSなど特徴的な機能を搭載しているお得機種も見逃せない

2枚のSIMを利用できるDSDS機。microSDカードと排他仕様のものもあるので注意

2枚のSIMを利用できるDSDS機。microSDカードと排他仕様のものもあるので注意

 キャリアブランドにない特徴として、SIMフリースマートフォンにはDSDS機能が付いたものがある。SIMを2枚挿し、切り替えではなく同時両面待受が可能な機能だ。

 2016年は4万円前後のミドルクラスに搭載がはじまったが、今や1万円台のコヴィア・ネットワークス「g07」にも搭載されている。

DSDS対応の5.5型スマホ「g07」。CDMA2000に対応した「g07+」もある

DSDS対応の5.5型スマホ「g07」。CDMA2000に対応した「g07+」もある

 2つの電話番号(SIM)を同時に待ち受けしたいという希望のほか、例えば3大キャリアの通話の完全定額の契約のSIMで音声通話、データは格安SIMで安く済ますということを1台で済ませたいということにも使える。

 また、auネットワーク対応のDSDS機種では、ドコモとauのSIMを挿して、一部組み合わせに制限があるが、両方同時に使えるようにしてエリア最強! ということも可能だ。

 DSDS機種は少しづつだが増えている。DSDSのほかにも特徴的な機能を持ったスマートフォンが低価格で現れる可能性もある。必要な機能を中心に選ぶ方法もありだろう。

ゲームをやりたいなら特にスペックをチェックしよう

 スマートフォンとして通話やウェブブラウズや標準的なアプリを使う程度なら、多少の動作の遅さを我慢すれば、1万円台でも十分に利用できるが、使うアプリによっては必要なスペックが変わってくる。

 例えば、2016年夏に大ブレークした「ポケモンGo」は2GB以上のメモリー(RAM)を要求し、ARモードを使うためにはジャイロセンサー搭載が必要ということが記憶に新しい。

 2GB RAMという要件は最近の製品ならほぼ満たしているが、ジャイロセンサーとなると3万円以下の機種では搭載していないものが多くある。

 特にゲームアプリを中心に、アプリによって必要スペックが異なることも頭に入れておいてほしい。

 2017年の春は、思いのほかアンダー3万円台のSIMフリースマートフォンが充実している。格安SIMの普及によって、今後も書いやすいこの価格帯に特徴的な新機種が投入される可能性がある。

 価格、スペック、スタイリングや、特徴的な機能が今後も搭載されてくる可能性もあり、自分が必要な機能と照らし合わせ、ちょうどいいスマートフォンを選んでほしい。

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