プロセッサーや液晶、メモリーなどスペックをよく確認しよう
SIMフリースマートフォンは、キャリアが販売するスマートフォンと違って月々の通信費と絡めて本体価格がうやむやになることはない。
スマートフォン単体の価格が機能のすべてを賄うという当たり前かつシンプルな価格設定。そのため、価格が機能や性能にほぼ比例しており、高い性能は高いお金を出さないと手に入らず、安い機種はそれなりのスペックとなることが前提となる。
1万円台の機種であれば、エントリーグレードのプロセッサー、あまり精細でないディスプレー、少ないRAMやストレージ、ジャイロセンサー未装備、貧弱なカメラ性能ということが多くなってくる。
しかし、コストにあまり響かないところで特徴を持たせているものもある。たとえばフランスのWikoのスマートフォン「Tommy」は実売が1万6000円程度だが、フランスらしい明るいカラーリングが特徴だ。
また、FREETELの「Priori 4」は同じ1万6000円程度だが、驚くことに裏ブタが6色(6枚)付属しており、毎日カラーを変えて楽しむことまで可能だ。
一方、2万円台となるともう少しスペックは良くなってくる。モトローラの「Moto G5」はワンランク上のプロッサーを内蔵。フルHD解像度の液晶画面を持ち、そしてDSDS対応だ。
また、ファーウェイの「HUAWEI nova lite」は格安SIMとのセット販売のみだが、2万円前後ながらフルHD液晶や指紋センサーを搭載。カメラは上位機種譲りの高画質機能を備えている。
Androidが搭載されて話題になったVAIOのスマートフォン「VAIO Phone A」もこの価格帯で購入できる。
さらに3万円台となると、ぴったり3万円程度のASUS「ZenFone 3 Max」(5.5インチ)は4100mAhの大容量バッテリーにフルHD液晶、3GBのRAMなどこのクラスでは余裕を持ったスペックなのが特徴。
その上はファーウェイの「HUAWEI nova」やモトローラの「Moto G5 Plus」も余裕のあるスペックで、快適にスマートフォン利用ができるものとなっている。
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