キヤノンは4月20日、A4カラーレーザープリンター、A4カラーレーザー複合機、A3とA4のモノクロレーザープリンター、合わせて15モデルを一斉に発表した。
A4カラーレーザープリンターは、「LBP654C」(予定直販価格 9万8000円)、「LBP652C」(同8万2800円)、「LBP651C」(同6万1800円)、「LBP612C」(同4万7800円)、「LBP611C」(同4万2800円)の5機種を4月27日に発売予定。654Cと652CはLIPS LXドライバーを使用、そのほかはCARPS2となる。
654Cと652C、651Cは毎分27枚の印刷が可能で無線LANに対応。612Cと611Cは毎分18枚となり、無線LANに対応するのは612Cのみだ。
全体的な特徴として新しいカートリッジを採用。カートリッジ内部のパーツを小型化することでトナーの容量を増やし、印刷可能枚数が現行機と比較して最大185%まで可能となっている。
また、トナー使用時に引き抜くトナーシールを排し(正確にはトナー内部に巻き取る方式に変更)、基本的にトナーをプリンター本体に装着するだけで使用可能。シールを引き抜く必要がないため、トナー交換が簡単になっている。
さらに、トナー自体も変更しており、新しい画像処理エンジンとの組み合わせで解像感や彩度がアップ。写真や図版などもよりきれいに印字できる。
カラー複合機は「MF735Cdw」(予定直販価格9万4800円)、「MF733Cdw」(同7万6800円)、「MF731Cdw」(同7万1800円)、「MF634Cdw」(同5万9800円)、「MF632Cdw」(同5万4800円)の5機種を4月下旬に発売予定。
735CdwはLIPS LXドライバーを採用し、それ以外はCARPS2となる。735Cdw、733Cdw、731Cdwは毎分27枚、634CdwとMF632Cdwは毎分18枚の印刷が可能だ。
ファーストプリント、ファーストコピーが時間短縮されているほか、ADFは両面同時読み取りと紙送り経路の見直しにより両面印刷の速度アップを実現。従来機よりも2.2倍の速さで印刷できる。
モノクロレーザープリンターは、A4対応の「LBP312i」(予定直販価格 7万9800円)とA3対応の「LBP443i」(同14万8000円)、「LBP442」(同12万8000円)、「LBP441」(同10万8000円)、「LBP441e」(同7万3800円)の5機種を発表。312iは6月、それ以外は4月下旬の発売予定だ。
312iは薬局など医療現場をメインターゲットとしており、机上などに置きやすいように本体サイズを縮小。体積比で36%の小型化を実現した。また、領収書の印刷を想定し、A5ヨコの印刷速度を強化。毎分65枚の印刷が可能だ。
A3対応機は印字速度を毎分3枚ほど向上。最上位の443iが毎分43枚、442が毎分38枚、それ以外は毎分33枚の印刷ができる。
また、ファーストプリント時間(7.8秒→6.3秒)やリカバリータイム(10秒→3.8秒)も向上した。