ロボット工学、VR/AR、機械学習および人工知能に焦点を当てた支援を開始
スーパーマーケット大手ウォルマート、VRショッピングなどの起業支援へ
2017年04月03日 12時50分更新
スーパーマーケット大手である米ウォルマートは、VRショッピングやドローン配送、ユーザーに応じたサービスなど、小売体験を作り替える起業を支援する事業「Store No.8」を立ちあげた。
「Store No.8」は3月20日に、ECと小売業のカンファレンスであるShopTalkにて、ウォルマートのCEOであるMarc Lore氏により発表された。
「Store No.8」は、ロボット工学、VR/AR、機械学習および人工知能に焦点を当てたものだ。本事業は、新興企業、ベンチャーキャピタリスト、研究機関と提携する予定。
インターネットの出現によってECが生まれたように、小売業は技術の発展と社会実装によって大きく変化してきた。「Store No.8」が焦点を当てている分野も、今後少なからず小売業のあり方を変化させていくと予想される。
そして、ウォルマートの今回の取り組みはその第一歩だと考えられる。
ウォルマート以外にも、小売業では先端技術を取り入れる動きが出ている。中国のEC大手アリババは、VRを使ったスマホ向けのショッピングアプリの展開を始めたほか、グループ子会社がVR内ショッピングのための決済システムを整えるといった動きを見せている。