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グラドルとの距離感がハンパないVR作品「トキメキメテオ」の発表会&視聴レポート

2017年04月02日 19時00分更新

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本作に出演している倉持由香さん(左)、星名美津紀さん(右)

 株式会社イードは4月1日に、VRでグラビアアイドルと触れ合う「トキメキメテオ」第1弾の発売記念記者発表会を、恵比寿クレアートにて行なった。

まずはじめに、本プロジェクト担当の土本学氏が登壇し、「トキメキメテオ」の概要を解説

本プロジェクトは株式会社イードがプロデュースとマーケティング、株式会社シータが制作全般を担当、株式会社ライブエンタープライズが商品開発などを担当

 株式会社イードは自動車、映画、ゲーム、アニメ、ITなど50以上のメディアを運営する。昨年よりVR事業に取り組んでいる。土本氏いわく、印刷技術の発展にて紙の出版物が、電波の送信技術によりラジオ、インターネットがと、デバイス(表現手段)の進化と共にメディアも変化してきているため、次の表現手段としてVRに可能性があるのではとのこと。同社はすでに車を試乗した様子をVRで撮影した動画の公開などを行なっているとのこと。

VR市場はゴールドマン・サックスの予測によると2025年までに350億ドルまで成長するとし、市場の伸びに可能性を感じているようだ

 すでに、本コンテンツはDMM.comよりダウンロード販売が行なわれているが、調査機関の調べで10~20代のVR体験者は22%ほどと未体験者が多いため、簡易VRゴーグルとセットにして販売を行なうことにしたという。

パッケージ版は「Vol.1 倉持由香」、「Vol.1 星名美津紀」が各4000円(税別)にて、VRゴーグル「ハコトリップ」を付属して販売

 次に株式会社シータ 代表取締役 鈴木雅彦氏が登壇し、VR撮影方法について解説。一般的なVR動画は、GoProなどのカメラを複数台使用して広い範囲を撮影する。一方、同社は2台のカメラで異なる方向から被写体を撮影することで、奥行きの情報を記録したステレオ映像を実現。専用ソフトにて編集を行なうことで、ハイクオリティーなVR映像に仕上がっているそうだ。

 この場合、カメラのレンズが交わるポイントがあるため、その位置より前すぎても立体感がでず、遠すぎるとVR特有の距離感がでないため、交わるポイントを意識しながら撮影したいという。また、演者のアドリブ指導にもこだわりが。自分のそばにアイドルが“いる”という点を最大限に活かすためには自然体な動きが重要。そこで、あえてアドリブを入れることで、自然体の雰囲気をつくったとのこと。

株式会社シータ 代表取締役 鈴木雅彦氏

 最後に、作品に出演している倉持由香さん、星名美津紀さんが登壇。トキメキメテオの撮影は、カメラが固定されているため移動範囲が決まっており、少し外れると頭が見切れるなど指摘されながら行なったと、撮影時の苦労を語った。

見て欲しいところは?との質問に、「110cmの自慢のお尻です」と自信を持って応えた倉持さん。尻職人としても知られる彼女のお尻にも注目したい

作中には星名美津紀さんの飼っているペットも出演しているとのこと

距離感の良さは抜群!

 パッケージ版はVRゴーグルの「ハコトリップ」、限定ブロマイド(全8種のうちの2枚)、VR動画6本(合計26分)+限定特典動画15分が同梱。

パッケージと内容物は上のとおり。マニュアルにはハコトリップのつくり方や、動画のダウンロード方法、動画のダウンロードの際に必要なPINコードが記載されている

 動画の視聴は、簡易VRゴーグルとして知られる「ハコスコ」のアプリを使用する。ダウンロードはマニュアルのQRコードを読んだページのリンク先から行なえる。ハコスコのアプリにログイン(新規の場合はアカウント登録が必要)し、マイページの限定動画のアイコンを開き、コードを入力すると動画のダウンロードが行なえる。

コードを入力すると、動画の一覧が表示される。視聴したい動画をタップすると、初回のみ動画のダウンロードが行なわれる

 実際に視聴してみたところ、映像の視聴範囲は180度。上下はあるが背面を向くと、アイコンが表示されているだけの形。VRとひことこで言ってもいろいろあるため、一概に比較しづらいが、リコーの360度カメラ「THETA S」で撮影した風景映像よりは奥行感がある。距離感という意味では、奥行きよりも被写体が“近い”という感覚がよりダイレクトなのが、本作の最大の魅力だ。しかし、ハコトリップは、簡易VRだけあって歪みが酷く、顔を動かしたときに、映像が揺らぐような感覚があったため、酔いに弱い人だと気分を害しそうだった。

自分に向かって話しかけてくれるストーリー展開というのも、距離の近さを感じるので、非常にうれしいところ

 別途、DMM.comにて動画を購入し、GearVRにて視聴したところ、こちらは映像の歪みが少なく、非常に快適に視聴できた。ただ、すべての動画を視聴したわけではないが、左右に顔を動かした際、映像の奥行が左から右にズレる箇所がある。おそらく1台目のカメラと、2台目のカメラのレンズとの切り替わり箇所で、多少のズレが生じた結果だろう。そうした、ちょっとした気になるポイントはあるが、グラドルを間近に見て楽しむという点では、息も届くような距離感を感じるので、ファンにはたまらない映像作品だ。今後のラインアップにも期待したい。

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