「あの時見ていたページ」にたどり着くカレンダー化された閲覧履歴
ウェブブラウザー「Vivaldi」がヘビーユーザー向けに履歴機能を強化、バージョン1.8に
2017年03月30日 15時00分更新
ノルウェーのVivaldi Technologiesは3月29日(現地時間)、Windows・Mac・Linux向けウェブブラウザー「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」のバージョン1.8をリリースした。ユーザーのオンラインでの活動が一目でわかる履歴機能に加え、ノート機能やそのほかの機能が強化された。
Vivaldiは「Opera」の共同創設者であるJon Stephenson von Tetzchner氏が開発したブラウザー。多くのブラウザーで提供されているURLリストに加え、新しい履歴機能はブラウザー利用データの統計情報をグラフィカルに表示し、活動傾向が一目でわかるようになった。画面右上の折れ線グラフには閲覧ページ数の推移を、画面右下にはよく閲覧したページのドメインを、そして画面左のカレンダーにはオンラインで活動した日を示すヒートマップを表示する。日付ピッカーを使うと、検索範囲を特定期間に絞りこむことができ「あの調査をしていた日の夕方に見たページ」といったページを見つけるのに役立つ。すべての履歴情報はユーザーのローカル環境のみに保存され、ユーザーの履歴データを収集されることはない。
「ブックマーク」「ダウンロード」「ノート」のデフォルトパネルに加えて、「お気に入りのウェブサイト」を登録できるサイドパネルにも「履歴」のパネルを搭載。アイコンをクリックすると、現在のページと以前に訪問したページのリストをすばやく確認できる。同じくサイドパネルから呼び出せるノート機能は、気になるページのスクリーンショットやテキストメモをURLとともに保存が可能。新バージョンでは表示中のページや、ほかのアプリケーションで選択したテキストを、ドラッグ&ドロップしての新規ノート作成が容易になった。閲覧中のページから選択したテキストを右クリックし[ノートにコピー]して作成もできる。
そのほか、Windowsでの自動更新を有効または無効にするオプションやアドレスバーのドロップダウンメニューで一致する箇所を強調表示、右クリックメニューからのイメージ検索などの機能が強化されている。
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