LINEモバイルは、都内で記者発表会を開催。昨年9月21日の正式販売開始から半年を受けての好調ぶりをアピールするとともに、テレビCMによるプロモーション展開も公開。女優ののんさんをCMキャラクターに起用することを発表した。
高いユーザー満足度と低い解約率
この半年間の着実なサービス拡大をアピール
登壇した同社代表取締役社長 嘉戸彩乃氏は、まずこの半年に特に力を入れてきたポイントとして「プランの進化」「通信速度」「サポートの充実」という3点を挙げた。
プランではSNSでの利用がノーカウントとなる「コミュニケーションフリープラン」について、昨年11月からはInstagramを対象に。またLINE MUSICでの音楽ストリーミング配信がやはりカウントされない「MUSIC+プラン」を1月から提供を開始している。
速度面については、ユーザー数の増加の中で安定した速度を提供しているとして、ネット上での高い評価を紹介。またサポートでは、公式LINEアカウントでの有人オペレーターによるチャットサービスを10~19時に提供しているという。
その結果、この半年はウェブ中心での申し込みながら、契約件数は順調に増加。新規契約は今年2月で、昨年10月の約2.4倍。さらに上位のプランを選ぶ割合が増えているという。
また、重視しているのがユーザー満足度。アンケート調査の結果でも高い数値が出ているというが、データ回線を含めて1.2%という低い解約率にもそれが現われているとアピールする。「解約率を下げるためには複雑な契約条件ではなく、ユーザー満足度を上げることだと考えていたが、それを信ずるに足る数値となった」と語った。
この好調を受けて、さらにサービスの進化やプロモーション展開を図る。まずサービス面では、MUSIC+プランの対象音楽サービスの追加、通話定額オプションを今夏に予定する。また、タッチポイントの拡大を目的として、ビックカメラ/ヨドバシカメラの店頭での販売を開始する。
さらにテレビCMも放映し、さらに一般層へのブランドを認知度アップを狙う。テーマは「愛と革新。LINEモバイル」としており、このテーマに合うCMキャラクターとして、女優ののんさんを起用する。